2005年5月のレビュー

 

 2005年05月31日(火)  耳をすまぜばかすかな海

  ルビー文庫   崎谷はるひ:作   おおや和美:絵

待望のブル−サウンドシリーズ第3弾。今回の主人公は、前作の主人公瀬里の弟にあたる和輝が主人公です。前作では受験生でしたが、無事大学(某T大(笑))に合格した和輝は、兄の勤めるカフェ「ブルーサウンド」に日参し、店員でもある真雪を口説きますがいつもこっぴどく断られ、挙げ句の果てには口げんかになってしまいます。じつは和輝には、1年前に衝撃的な出会いがあり、その出会いを未だに引きずっていて…。

えー、前作で「まさかノーマルカップリング?(^^;」と思ったのはまさにこのキャラでした。半分合ってたのね…(笑)相手は真雪ではなかったので、結果ノーマルではなかったですな。相手キャラは自分から誘って乗っかってしまう、崎谷先生の言葉を借りれば「ビッチ」系なキャラなんですが、その奥に繊細な心をちゃんと持っていて、和輝も最初こそどうなるかと思ったけど、不遜なほどのまっすぐぶりにほだされて、最後にはいいカップルだなあ〜と思っている私がここに(笑)思っても見なかった経験に翻弄されまくってペースを乱されている和輝がなにより面白かったです(大笑)


私的評価 ☆☆☆☆★
(前作のカップルのお話も収録されてます。…大智がさらにヘタレ度増しててて大笑いです(笑)しっかりしろよ〜(笑))