1999年11月のレビュー


1999年11月30日(火)   東京フェイクラヴァーズ

  GENKI NOVELS   冬城蒼生:作  鎧良寿:絵

冬城先生の久し振りのノベルズ。新入社員のちょっと気弱な青年が、入社と同時に、悪魔の(笑)ような社長に魅入られてしまって、秘書兼愛人として働く事になってしまうという、すごい設定と内容のお話。…はっきり言って、ほとんどSM(^^;)……なので、やっぱりわたしの苦手ネタでした。…冬城センセといえば、今まで割と語り口の柔らかい、胸にしみ入るようなお話が多かったので油断してたらしい…(^^;)

趣味の問題なんで、ほんとこれはしょうがないです。どうしても、「無理矢理」にことを進めて相手の気持ちをムシしてしまったり、相手に無理を強いてしまうのは、そこに愛が例えあったとしても、やっぱりやだなと思っちゃうんですよね。…すいません。

私的評価 ☆☆
(だって……苦手なんだもん…たぶんショタよりも……)


1999年11月30日(火)   ブレイクアウト

  GENKI NOVELS   高尾理一:作  緋色れーいち:絵

私の最近のお気に入りな作家さん、高尾理一先生の新作書き下ろし。近未来のNY警察の同僚同士で、恋人同士のエルンストとジェイクが、異星人トム(笑)と出会って繰り広げるどたばた(笑)アクションの数々(^^)番外編は、この2人+1人(?)が、ハワイにバカンスに行って、騒ぎに巻き込まれる、これもドタバタなお話です。

近未来なので、少々強引な設定もないではないですが、でもとにかく面白い!らぶらぶーなシーンはしっかりラブラブですし、エルンストが、クールビューティなんだけど、すっごく可愛いんです!突っ張って強がり言うんだけど、でもジェイクには根本的に甘えてるの。可愛いんですよ〜。緋色センセのイラストがこれまたぴったりで、うっとりです〜。

私的評価 ☆☆☆☆☆
(うむ、高尾センセも今の所オススメばかりで嬉しいっす♪…今年の冬は、新刊あるのかな〜(^^))


1999年11月30日(火)   学園♂恋愛工作員

   ルビー文庫  西村優紀:作  やまかみ梨由:絵

JUNEに掲載されたらしい(^^;)学園モノのお話。学園内の恋愛相談と、キューピッド役をバイトがわりにしてる可愛い少年と、その幼馴染みとのお話。とにかくこの可愛い少年が天然で、おまけに凶暴すぎ(笑)可愛いんだけど、話進みやしねえ(^^;)

紆余曲折をたっぷり経て、やっと幸せに辿り着く2人です。割とテンポがいいのと、反応が面白いのが、いいアクセントになっていて、楽しく読めました。続編読めるのかな?読めるのなら、ぜひこの2人ならではの、ありきたりじゃない続きを期待しています。

私的評価 ☆☆☆★
(思ったよりも楽しめたです。笑いたい方にオススメかな?)


1999年11月30日(火)   ぼくの履歴書

   ルビー文庫  白銀みるく:作  金ひかる:絵

白銀みるく先生の新シリーズ。前シリーズと同じく金先生のイラストで、今回は動物病院が舞台のお話です。いやあ、もったいないからネタバレは絶対しませんが、とにかく可愛いし、でも可愛いだけじゃなくて、社会(今回は、ペットをいい加減に飼う飼い主とか)に対しての問題提議みたいなのもあって、夢中で読みました。

うちも犬を飼ってます。もう15年をすぎようとしてます。…ほんとに老犬。去年の年末頃に、脳卒中みたいな症状で倒れ、今も半身マヒみたいな状態で、目も多分見えてませんが、でも一生懸命生きてます。毎年、夏や冬を、覚悟しながら迎えてるんですが……。どうか、苦しまずに幸せに、少しでも長生きしてもらえたらと、この本を読んで、切なくなってしまいました。…私事でゴメンなさい。

私的評価 ☆☆☆☆☆
(個人的な部分もコミで、私の心に響いた作品です。動物の好きな方、よかったら読んでみてね)


1999年11月30日(火)   広海くんのゆううつ

   ルビー文庫  吉原理恵子:作  如月弘鷹:絵

とっても久しぶりの「子供の領分」シリーズ。出来の良い兄と、スポーツ万能で、ガタイのいい弟に挟まれて、すっかりやさぐれている広海くんの悩み多き日々をつづったお話です。…が、いいかげん自分が兄にも弟にも溺愛されてることに気付けよキミ…(笑)

すっごい昔に張ってあった伏線が、よーやく具体的に出てきます。…読み返すまで忘れてたよ私…(^^;あはははは(^^;
…いやあ、なんというか、「これが芸風」と言われれば「そうかな」とは思いますが、なんだか散文的で、とっても理解しにくいお話です。…好きなんだけどね〜(^^;……これが間の楔書いた方と同一人物とは思えない……もったいないっす〜。

私的評価 ☆☆☆☆
(なぜこの評価かというと、やっぱり如月先生のイラストだから(爆)絶対やっぱり素敵ですぅ〜)


1999年11月30日(火)   ボン・ボワイヤージュの横断幕のもとに

   ルビー文庫  秋月こお:作  西炯子:絵

フジミシリーズの16冊目(^^;第3部のラストを飾る1冊です。フジミを退団し、イタリアへ留学するまでのお話が入ってます。…いやあ、なんというか………長いですよねえ(^^;あはははは…。
それなりに、さすがに面白いなとは思うんですが、…長すぎ(^^;少々つらくなってきたなあ…、まだ続けるんだろうなあ…(^^;
まあ、どうしてもこれだけ書けばマンネリにもなりますからね。それでもこれだけ魅力的な作品を作っていらっしゃる秋月先生はすごいなと思います。

この巻をもって、イラストの西先生が降板なさいました。後半は、相当に絵が荒れていたので、これもしょうがないかなあって感じがしますね。とくに雑誌掲載時が、けっこう酷かったよなあ…。交代後は、後藤星先生が受け持たれます。もう雑誌掲載のイラストは交代済みなんですが、正直、私は後藤先生の絵の方が好きです(笑)

私的評価 ☆☆☆★
(ま、やっぱりいいものはいいかなということで(笑))


1999年11月29日(月)   秘密のキスは甘い罠

  オヴィスノベルズ  水島忍:作  七瀬かい:絵

可愛い(^^;高校生と、その子が大好きで懐いている教師の従兄、その同僚の教師2人(親友らしい)が繰り広げるお話。……正直最初は、誰がどうカップリングになるのか、まったく判りませんでした(^^;途中から「…ああ、こうくっつくのかな?」って判ってきましたが………また「身体から」かい!(泣)…しくしく。

まだね、誰か好きな人がいなかったって言うのなら判らないでもないんですけど、従兄のおにーちゃんが好きだったはずの子が、なんで身体に引き摺られるんだ〜〜。…って思っちゃいました(T_T)けっこうキャラ的には、攻キャラが好きなんですが、やっぱりほら、ちゃんと先に告白はしようよぅ…(T_T)

私的評価 ☆☆
(キャラがわりと面白いのになあ……引っ掛かるとやっぱり読み辛い(T_T))


1999年11月27日(土)   エンドマークじゃ終わらない

   キャラ文庫  剛しいら:作 椎名咲月:絵

剛しいら先生の書き下ろし新作。…うーん、すっごく長い期間の話ですよねえ、これって。高校1年ぐらいの2人が出会ってから、社会人になるまでの間を、現時点から、過去に遡った章と、未来(何年後)になってからの章にわけてあるんですよね。…時節が一瞬混乱したのは私だけか…(^^;

ストーカーに悩まされて転校した受が、攻に出会って攻に依存してしまうんですが、これがまたストーカーちっく(笑)攻も受が可愛いから、関係持っちゃうんですよねえ。…なんというか、辛い部分も「おいおい(^^;」という部分も多い話。面白いな、とは思ったけど、安易な部分があるのも否めない(^^;……いや、でもすごくこれは好きな話なんですけどね〜。

私的評価 ☆☆☆☆
(うーん、不思議な作品でした。すごく惹き付けられてしまった(^^;)


1999年11月27日(土)   勝ち気な三日月

   キャラ文庫  神奈木智:作 楠本こすり:絵

施設で育って、同じ里親に引き取られた血の繋がらない兄弟のお話です。どっちも相手を必要としているんだけど、それをひた隠しにしていて、そのあたりの葛藤がすごく切なかったです。上手くいくまでは、ちょっとやきもきしますが、でもやっぱりハッピーエンドで、いいなあ(^^)

ラストシーンで、お母さんが出てくるんだけど、思いっきり2人のこと、知ってて「しょうがないわねえ」って感じでコメントするんですよね(笑)……すげー、剛胆なお母さんだなあ(笑)というか、「離れられない」のを判ってて2人とも引き取ったのかな?(笑)あのお母さんがけっこう好きです(笑)

私的評価 ☆☆☆★
(神奈木先生の作品も、穏やかですよねえ。結構好きなんです)


1999年11月27日(土)   泣きべそステップ

   キャラ文庫  鹿住槇:作  やまかみ梨由:絵

幼馴染みが援助交際をしていると知らされて、思わず問いただしてしまい、いつのまにか、幼馴染みを好きになっていた高校生のお話。キャラセレクションに掲載された作品です。続編もついて文庫化(^^)このお話、可愛くて好きだったので、すごく嬉しい!掲載作品は、くっつくまで、なので、続編読みたかったんですよね〜。

結果的には援助交際ではなかったんですが(笑)その家の男の子がめちゃ可愛いです。…子持ちのワタシにはちとツボ(爆)こんな子欲しいよなあ〜。んで、甘えてきてくれたらなおいいな…。この子が育ってから後の話も短編ですが収録されていて、倍お得な気分でした(笑)

私的評価 ☆☆☆☆★
(まってた作品なので、満足です(^-^)vふふふ、やっぱり鹿住センセはツボ)


1999年11月27日(土)   アニマル・スイッチ

  キャラ文庫   池戸裕子:作  夏乃あゆみ:絵

仲良しの幼馴染みの男の子たちの、アクション(笑)学園もの、です(笑)いやあ、だって、あばれまわるんだもの、この男の子達。やっぱりアクションというのが一番近いっす(笑)可愛い顔をした男の子と、その子を守るために、人が変わってケダモノ化してしまう幼馴染みの活躍は、なかなか面白かったです。…なるほど、ケモノになるスイッチは受の危機かい…(笑)

逆に、これってHシーンがなくても全然問題なかったなと(笑)いう感じですね。ま、ケモノだから、いいか(^^;…若いしな…(^^;
池戸先生ならではの、テンポのいいお話でした。脇キャラのちょっかいだす男の子だけは、ワタシはキライだ!(笑)正々堂々と立ち向かえ!って思っちゃいます。

私的評価 ☆☆☆
(テンポがよくて、がんがん読めちゃいます(笑)…が、そろそろ若いのは感情移入しにくくなってる自分に気がつきました(爆))


1999年11月26日(木)   恋敵は32人!?

  ラピス文庫   由比まき:作  緒田涼歌:絵

由比先生の教師モノ(笑)最初は、ショタかとおもってびくびく(笑)してたんですが、ショタではなくて、生徒のおとーさんとのお話でした(笑)…はーよかった。熱血で頑張る先生な受はなかなか天然で楽しいキャラでした。小学生の親的には(笑)ぜひこーいう先生がいてほしいなと(笑)思いますね。ただ、やっぱりどうしても「身体が先」なんだよなあ…(^^;

人間の感情として、なし崩しに寝ちゃって、その自己嫌悪よりも相手への恋慕が勝るということは、あんまりないような気がするです(^^;…違うかな?
結局私が「身体が先じゃなくて感情が先で居てほしい」と思うのは、「モノをしっかり考えるキャラ(より実在の人間に近いキャラ)で居てほしい」からなんだと思います。話の筋もテンポも面白くて好きなだけに、勿体ない!と思います。…まあ私の好み、からちょっとだけ外れてる、だけなんですけども…(^^;

私的評価 ☆☆☆★
(話は面白いです。妙にサメてる子供も可愛い。…あ、タイトルのみ記載していた際に、イラストの緒田先生のお名前が間違ってました。ごめんなさいです)


1999年11月26日(木)   おまえの優しい手で

  ラピス文庫   水戸泉:作  極楽院櫻子:絵

うーん、ファンタジーと呼べば一番近いのかな?水戸泉先生の、とっても不思議な作品(^^;…主人公たち(たぶん2人なんだろうなあ)は、どちらも半陰陽の体で、近未来(といっても設定は再来年(爆))の世界にはびこる怪物(物怪?)と戦うというお話。

…いやあ、何が言いたかったんだろう一体?これはハッピーエンドなのか、それともそうじゃないのか、それさえもつかみにくい、なんだかよくわからない作品でした(^^;…私の読解力がないだけ?
…にしても、なんだか奇抜でとっぴな設定と、それをさらに混乱させるようなストーリーはつらかった(^^;どうしちゃったんだろう?ほんとになんだか煙に巻かれたような感じがする作品でした。

私的評価 ☆★
(これが好みの方ももちろんおられるとは思います(^^;私がどうしても理解できなかっただけなの、ごめんなさい(^^;)


1999年11月26日(木)   ZENTO多難な世紀末

  ラピス文庫   近藤あきら:作 汞りょう:絵

近藤あきら先生の新作。…うーん、なんというか………めちゃめちゃ理不尽なお話でございました(^^;…私にはわからんネタだ…。だいたい巨乳好きな高校生が、いくら惚れてもらって、なつかれたからって、男に走るとか(^^;文句も言わずに受けがやられちゃうとか(^^;……そんな安易でいいのか?って感じです。

うーん、なんというかね、「ボーイズラブな必然性」が薄いかなと思います。私は「やってるだけ(言葉汚くてゴメンなさい)」が、ボーイズラブ、ではないと思ってるので(^^;…それ以外の言葉を読んでいる人間にとっては、かなりつらい作品でした(^^;…ごめんなさい。

私的評価 ☆★
(て、点数からいですね(^^;ごめんなさい。だけど私の趣味ではなかったのです…(^^;)


1999年11月25日(火)   お金しかないっ

  エクリプスロマンス  篠崎一夜:作 香坂透:絵

「お金がないっ」の続編。…2冊目になっても、相も変わらず消極的な受け(^^;お金でしか相手を縛れない攻めもまた相変わらず(^^;
なんというか……1冊目はべつにそれでいいけど、2冊目でもまだ引っ張るとちょっとしつこすぎ(^^;…いい加減お互いに気持ちをちゃんと話してもいいんじゃ…(^^;

なんだか、2月にこの話(前作の「お金がないっ」の方ですが)が、インターコムでCDになるらしいですね…(^^;……うーん、これをCDにするの?って感じはします。音で聞くと、余計につらい作品になりそうで、またみょーな選択をしたなと思ってます(^^;
1冊目ならストーリー的に許せても、そのまままだ同じことをもう1冊繰り返すのはやめて欲しいな(^^;…読んでるとつまらなくて。

私的評価 ☆☆
(うーん、キツイ?でも、ほんとにひっぱりすぎなんだもの)


1999年11月25日(火)   恋に落ちて

  エクリプスロマンス  ふゆの仁子:作 桃山恵:絵

ある静かなバーで繰り広げられる出会いと別れのお話。4組のカップル(人間は6人だけど(笑))が出てきます。すごく雰囲気があってジンワリとしみ込むような、静かで優しい感じのお話です。ふゆの先生の本のなかでも、特に穏やかかも…。

各所に出てくるお酒やカクテルの名前や種類が素敵です(^^)なんだか大人な感じがします(笑)べつにうんちくを傾けてるって感じじゃなくて、すごくいいアクセントになってるんですよね<名前や種類
どのキャラも、しんどいなにかやつらいものを抱えてて、そのバックグラウンドがあるからこその奥行きのあるキャラになっている感じ。ぜひ読んでみて欲しい作品です。

私的評価 ☆☆☆☆
(ふゆの先生さすが!読んでいても、なにか響くものがある作品でした)


1999年11月25日(火)   恋領域

  エクリプスロマンス  金沢有倖:作  かすみ涼和:絵

ストイックな政治家の息子と、その青年に惚れ込んでアタックしまくる明るい青年とのお話。最初は恋の駆け引き(笑)が中心なんですが、後半部分はパラレルワールドが舞台になってしまったりします。……ファンタジー?(爆)

最初はご自分でイラストをつける予定だったようですが、結局かすみ先生になったんですね。大変だったのかな?<執筆
うーん、後半のパラレルがちょっと無理があるというか(^^;そんなに他の世界に触っていいのか?(^^;って感じでしたね(笑)ま、でもラブラブハッピーエンドなので、ドラマティックなお話が好きな方はオススメかもです。

私的評価 ☆☆☆
(展開は見えちゃうけど(^^;(定番)でも、ラストはいい感じ♪)


1999年11月25日(水)   アールグレイ氏の優雅な生活

   アイズコミックス   後藤星:絵

eyesにて連載されていた、紅茶好きな相談所のおにーさんが主人公のお話。この主人公のおにーさんの、高校生時代の話があって、その話を雑誌で読んでいたので、コミックス化を心待ちにしていたのでした(笑)

相変わらずの、優しくて心励まされる、穏やかな語り口と表情が、すごくすごくいいなあ、と思いました。後藤先生のコミックスはすごく久し振りです。こうしてまた変わらない世界を見せてくれて、凄く嬉しかったです(^^)

私的評価 ☆☆☆☆☆
(厳密には、Boy's Loveではないんだろうなあ〜。でも、ぜひぜひ読んでみて下さいね♪)


1999年11月17日(水)   心のカンヅメ

   BE-BOY NOVELS  火崎勇:作  里中守:絵

従兄弟同士の心の通いあいを描くお話。雑誌で掲載されたものに、書き下ろしの続編がついています。ちなみに現在発売中の小説b-BOYに、脇キャラのお話が収録されてます。

周囲とうまくいくために「心を押さえ付けて演技をしてしまう」人って、居ますよね。そういう人に、読んで欲しいかも。「あなたはあなたでいいんだよ、自分を出しても大丈夫なんだ」って呼び掛けてくれているような、穏やかで優しい作品でした。

私的評価 ☆☆☆☆
(火崎先生らしい、でも穏やかな作品。ぜひどうぞ♪)


1999年11月17日(水)   TOUGH!

   BE-BOY NOVELS  岩本薫:作  赤坂RAM:絵

クォーターなイラストレーターと、幼馴染みだった刑事のお話。
最初は、小説b-BOYで掲載された作品で、その後第2話も掲載され、ビブロスのHPでもネット小説が公開されて現在人気上昇中のお話です。紆余曲折をたっぷり経て(笑)現在発売されている雑誌で、ようやく「お友達」に返り咲いた(笑)刑事さん…健気だねえ…。

書き下ろしで2人のなれそめ編も入ってます。昔から貧乏くじをひかされてたんだなあ、響サンったら(笑)くくく 
けっこうスリルもあって、面白い作品です。ぜひどうぞ♪
私的評価 ☆☆☆☆

(テンポがいいと、どんどん読み進められて、いいよね(^^))


1999年11月17日(水)   エタニティ 〜TOKYOジャンク〜

   BE-BOY NOVELS  ひちわゆか:作  如月弘鷹:絵

人気のTOKYOジャンクシリーズの最新刊。小説b-BOYにて掲載された「エタニティ」の第1巻です。書き下ろし…というより同人誌から再録された柾&貴之のラブラブな夏休み(笑)も読めます。
いやあ、やっぱりテンポよくて面白いなあとつくづく思います。キャラクターがワンパターンではなくて、「どう来るか判らない」想像だけでは補えない面白さが魅力ですよね。雑誌で全部読んでるんだけど、でも楽しく読めました。

今回は柾のお母さんが登場。スパイラルカール…(笑)なんだかツボな髪型なのは気のせい…(爆)きっぷのいい豪快なお母さんで、すごく好きです。…こんな人だとは思ってませんでした(笑)

これから2、3巻になるにつれて、どんどん大変になっていきますが、楽しみにしています(^^)

私的評価 ☆☆☆☆☆
(やっぱり面白いなあ〜。如月センセのイラストも最高♪)


1999年11月16日(火)   不肖の彼 5 〜守ってあげたい〜

   花丸文庫  みさと美夕稀:作&絵

人気シリーズ5作目。…そろそろ息切れかな?(^^;)小説花丸に掲載された幸ちゃん里帰り旅行編と、サブタイトル「守ってあげたい」の2作品が入ってます。

なんだか、マッドドクターなヒトが出てきたり、事件に巻き込まれたりと、もう、大騒ぎなお話でした<書き下ろし
事件を起こさないと、だんだんマンネリになってくる、のは判るんだけど、今回のはちょっとハードすぎ(^^;)幸ちゃん辛いじゃないですか(T_T)そこまでしなくても…と思ってしまいました。

私的評価 ☆☆☆
(やっぱり、ワガママかもしれないけど、幸せをもらえるようなお話が読みたいです…。)


1999年11月16日(火)   こんな恋のはじまり

   花丸文庫  大槻はぢめ:作  阿川好子:絵

全寮制の高校に編入した高校生と、いきなり猛アタックをかけまくる高校の理事長(^^;)(若いです、念のため)とのお話。正直言って、なにがなんだか良く判らなかった(^^;)

…なんで、こんなに猛アタックかけられるの?…そして、なんの疑問もなくHしちゃうの?(^^;)……わからーん(^^;)
というわけで、どうも私の趣味にはあわなかったです(^^;)(^^;)
まあ、話のテンポやオチは面白かったけど、物足りない作品でした。

私的評価 ☆☆
(うーん、私にとって当たり外れが大きくて(^^;)買うのに迷うよなあ…。)


1999年11月16日(火)   お殿様のおもちゃ 〜お笑いを一席☆ 2〜

   花丸文庫  吉田珠姫:作  原田妙子:絵

落語大好きな少年と、その恋人な御曹子とのお話。…うーん、こういうネタは、単発だから面白かったのかなと思ってしまいました。1作目はけっこう面白いなと思ったんだけどなあ〜(^^;)

くっついてしまってからの方が、難しいとはよく聞きますが、これもそのパターンかな。いくらなんでも攻が変貌しすぎ(^^;)ちょっとイメージも違うし、なにが言いたいのかがどうも伝わって来なかったです。いちゃいちゃしてそれでおしまい、みたいで(^^;)なんだかなあ。別のキャラも出てきますが、あんまり意味はない…。もっと、必然性が欲しいなと思いました。

私的評価 ☆☆
(ふむ。こうして考えると、ずっと面白いシリーズを書き続けるというのは、大変なのかもなあ…(しみじみ))


1999年11月15日(月)   魔法の言葉をささやいて

   リーフノベルズ  森本あき:作  滝りんが:絵

いきなり誘拐されてしまった食欲魔人(笑)な男の子と、監禁した極悪人(笑)のはずなのに、なぜか時々やさしい男の人とのお話。いやあ、タイトルだけ見て、てっきりファンタジーものだと思ってました(^^;)………全然ちがうやん(笑)

私の苦手な「身体から入る恋愛」(^^;)です。…が、後から一応因果関係ははっきりするので、まあ、納得(^^;)でもやっぱり受はあんまりにもモノを考えなさ過ぎかも(笑)だいたい「トンカツ」に釣られて誘拐されてどーするよ(大笑)面白かったからいいけど。

私的評価 ☆☆☆★
(森本あき先生だから、まだ面白かったのかなあ、と思います。苦手なネタだったけど、可愛いのは可愛いです(^^)Hだけどね(^^;)


1999年11月12日(金)   君にだけ絶対

   アイスノベルズ  宮本恭名:作  森村せん:絵

同じ中学だった同級生2人の距離ががだんだん近付いていく(笑)青春学園モノ(笑)かっこよさそうにみえて、実はオオボケかましまくりな攻がナイス(笑)線が細そうな受も可愛いなと思います。

邪魔をするキャラがいるんですが、またこいつがハラがたつ(^^;)んで、その狂言や嘘に惑わされてしまう受……ちょっと安直かも。定番な感じはありますね。花丸文庫で出た「いや。」の方がテンポがよくて面白かったなあ(^^;)いや、これがつまんなかったわけではないんですが、どちらかといえばってやつですね。

私的評価 ☆☆☆
(やっぱり「信じる」というのは愛の第一歩だと思うの…(^^;))


1999年11月12日(金)   天使に咬まれる

   アイスノベルズ  西根公輝:作  円陣闇丸:絵

コンプレックスの固まりになってしまった双子の弟(…兄だっけ?)と、エリートで、万能選手な双子の片割れとのお話。元々小説アイスにて掲載されたものです。…いやあ、近親相姦になっちゃうハズなんだけど、そういうイメージがない(^^;)のはなぜ?

多分だけど、あまりに「双子らしくない描かれ方」なのだと思います。好き嫌いは別れるだろうとは思いますが、けっこう面白いなと私は思いました。一途な2人が可愛いです。脇キャラも面白くて好きだなあ(笑)とりあえず、書き下ろしもあるので、雑誌で読んでいた方は要チェックかと。

私的評価 ☆☆☆
(露骨に「兄弟くさい」ものでなければ読めるんだなと(爆)思いました)


1999年11月12日(金)   フォーカス・アイズ

   アイスノベルズ  真崎ひかる:作  深瀬紅音:絵

幼馴染み(年は離れてるけど)のお向かいのお兄ちゃんに懐いていた可愛い男の子のお話。ショタではないけど、ちょっとイラストはショタっぽいかな(^^;)ちゃんと高校生になってからのお話です。お兄ちゃんは双子で、これが騒動の元になります。

タイトルにもなっている「フォーカス」。好きなヒトには自然とピントがあってしまうんだという「好きなヒトオートフォーカス」は、誰にでも経験があるかと思います。なぜか見ちゃうんだよね。可愛い、ちょっと切ない、ちょっと笑える(笑)面白い作品でした。

私的評価 ☆☆☆☆
(真崎センセは初ノベルズかな?けっこう面白い作品だったので、次回にも期待♪)


1999年11月10日(水)   天野商事の悩めるのんき者

  オヴィスノベルズ  堀川むつみ:作  西村しゅうこ:絵

やたら痴漢に狙われる(笑)社長秘書のサラリーマンと、親友の同僚とのお話。社長とお相手のお話もありますが、一応サラリーマンな2人が主役かな?堀川先生のお話は、割と読みやすい印象が強いです。筋立てがあまり無理がないからかな?(^^;)

私は、主役2人の話の方が好きですが、「女王さま受け(爆)」が好きな人は、社長のお話がいいかもですね( ̄ー ̄)ニヤッ
特別オススメ!という程ではないんですが、無難な楽しめる作品だなと思います。

私的評価 ☆☆☆★
(穏やかな感じなので、落ち着いて読めます(^^))


1999年11月10日(水)   胸騒ぎのラビリンス

  オヴィスノベルズ  水島忍:作  明神翼:絵

人気シリーズ第3弾。今後もシリーズ化していくらしいです。前2作の主人公である受けキャラ2人が攻めキャラたちに懐く後輩に複雑な思いを抱き、苦悩するお話。まあ、だから「ラビリンス」なのかな?って感じの作品でした(^^)前2作を知らないと、判りにくいだろうなあ…というのは思います。

らぶらぶで、わりとおきまりなパターン(ライバルが出てきてけんかして、紆余曲折があって元通り)なんですが、うーん、なんともなさ過ぎて物足りない感じがしました。キャラクターはすごく魅力的なのですが、考え方とかに飛躍があんまりないので、悩んでいるはずなのに、あまりその悩みが深く見えなかった。
なんでかなあ…。あっさりと元のさやにおさまっちゃうからかな?…もっと、受と攻との間で、しっかり話がある方がいいと私が思ってるのかもですね。…なんだか最近、自分でも「理屈っぽく」なってきたなと思う今日この頃…(^^;

私的評価 ☆☆☆
(キャラは可愛いしストーリーもわりと面白いです(^^)前作とあわせてどうぞ)


1999年11月10日(水)   つむじにKISS

   BE-BOY COMICS   青海信濃:絵

バレー部のデコボココンビの可愛い恋愛他、3作が収録されている青海先生の新刊です。ふっくらした(^^)頬の受けくんが可愛い青海先生の絵、私はすごく好きなので、このバレー部のシリーズや、他の作品がコミックスで見られて、とっても嬉しいです(^^)

ギャグなシーンと、シリアスなシーンとの落差が、すごく好きなんですよね。これ以外にも劇団モノのシリーズもあって、それもコミックス化を心待ちにしています(^^)

私的評価 ☆☆☆☆
(好きなマンガ家さんのコミックスが多くて今月は嬉しい悲鳴が(^^;))


1999年11月10日(水)   絆 〜KIZUNA〜 6

  BE-BOY COMICS  こだか和麻:絵

人気シリーズ第6弾。5巻に引き続いて、佐賀野組を狙った抗争に巻き込まれた円城寺と蘭丸の話。最大のクライマックス部分から、その話が落ち着いて、円城寺がプロポーズしたりするのが、微笑ましいというからぶらぶというか(笑)いい感じです。番外編として、脇キャラとして出てきた田代とJ.B.とのストーリーも入っています。

どちらかと言えば、やっぱり私は腐教よりこっちの方が好きなんだなあと思います。けど、昔とくらべると、ずいぶん絵が細長くなったなあ(^^;)細みな蘭ちゃんはたしかに美人だけど、昔の方が可愛いなと思うのは、私だけでしょうか。

私的評価 ☆☆☆☆
(らぶらぶな2人に拍手(笑)ぜひぜひ抗争のクライマックスシーンを音で聞いてみたいなと思いました)


1999年11月10日(水)   三千世界の鴉を殺し 1

  ウィングス文庫  津守時生:作  藍川さとる:絵

とうとう津守作品に手をだしてしまいました(爆)ウィングスなどで活躍中の津守先生の新シリーズ…だけど、一応昔スニーカー文庫で書いてた作品と関連性があるみたいで、いつもは「多戸雅之」名義なのですが、この本は津守先生名義で発行です。とってもSFなお話。イメージ的には銀英伝の同盟側って感じ?(大笑)

とにかくキャラクターが魅力があってすてきです。素敵すぎてお腹抱えて笑っちゃいます(笑)実は墓穴堀りなのかも知れない主人公とひょっとして運命の相手なのかも知れないマッドドクター(笑)が、なんともいえない雰囲気をかもし出していて(笑)いやあ、こんなに魅力的な作品とは思ってませんでした。ハメてくれた皆様ありがとうね(^-^)v

私的評価 ☆☆☆☆☆
(とにかくテンポがよくて、ワクワクして読みました。これはお薦めです!)


1999年11月10日(水)   あの橋のたもとで

  ショコラノベルズ  長谷川忍:作  嶋津裕:絵

雑誌「小説ショコラ」に掲載された表題作と、その後日談の書き下ろしが掲載されています。酒屋の3代めと、配達途中に出会った綺麗な高校生とのらぶらぶなお話。高校生が実は地元の地主の隠し子だったりして、いろいろいろいろ紆余曲折があったのですが、そのあたりが雑誌掲載分で、書き下ろしはもう、いちゃいちゃらぶらぶな感じで、いつもの長谷川センセなパターンでした(笑)

とにかくHシーンが「女性としてる感じ」になりますが(笑)テンポもよくて、面白かったです。個人的に「初めて同士な義理の兄弟カップル(高校生の兄と弟です)」がもどかしくて可愛くてすきですね。

私的評価 ☆☆☆
(いちゃいちゃらぶらぶ……いいけど、跡継ぎはどーすんだろう)


1999年11月10日(水)   アウグスツス 〜BLOW ME DOWN! 2〜

  ショコラノベルズ  海賀卓子:作  松平徹:絵

ショコラノベルズ「BLOW ME DOWN」の続編。…にも関わらず、相当後半になるまで、登場人物のつながりが判りませんでした(^^;)いや、判らないのが悪いのではなく、順を追って話が進むため、前作の設定に行くまでけっこうページ数がかかるだけなのですが(笑)

前は愛称で呼ばれていたので、その後半になって「あれ?この2人の話?」って感じで、意外なつながりにびっくりしました。今回の話は、前作では脇キャラだったユシとボスの話だったんです。…この本を読んで、無性に前作が読みたくなってしまいました。「この2人って、こんな印象だったのかしら?」って。これもある意味罠かもしれないですね(^^;)

私的評価 ☆☆☆☆
(これは、ぜひ前作と合わせてどうぞ。…案外逆に読んでもオモシロイ作品かもですね。2→1の順番で読んでみるのもいいかも)


1999年11月10日(水)   愛の中へ

  ショコラノベルズ  飛沢杏:作  ビリー高橋:絵

雑誌「小説ショコラ」に掲載された表題作に、大幅加筆でノベルズ化です。親友との恋と、家族とのかかわり合いとに悩む学生のお話です。義理の妹が親友に寄せる恋心に、思い悩み、高熱をだしてしまったりと、ぐるぐるぐるぐる悩んだ挙げ句にやっと、幸せを掴むのが、読んでいて「よかったなあ〜」としみじみ思いました。

いやあ、雑誌掲載時に読んだのに、あれとノベルズの内容がそう変わりない印象であるというのは、加筆部分が不自然ではないイイ証拠かなと思います。優しい語り口の作品です。

私的評価 ☆☆☆☆
(穏やかで、優しい作品です。なんとなく心優しくなれる…かも)


1999年11月9日(火)   ほんきだよ

  ラキアノベルズ  坂井朱生:作  やまねあやの:絵

坂井先生の久し振りのノベルズ。小説ラキアに掲載された表題作と、その後の書き下ろしが収録されています。バスケ部のマネージャーをしている子と、「暴れん坊将軍」な同級生とのせつない青春なお話(^^)同級生が大好きで、好きすぎて「好きになっちゃいけない!」と思い込むけどやっぱり態度にバレバレな(笑)健気な受くんがめちゃめちゃ可愛いです。

結局紆余曲折を経て、ちゃんとらぶらぶになるんですが、…若いなあ、いいなあ(笑)(←すっかり年寄りな台詞が(^^;))個人的には、瀬尾先輩という強烈な脇キャラが美味しいですね。この人が、とにかくいい味出してて、書き下ろしもすっかり主要キャラとして出てきてます。この人がいるからちゃんとおさまる所におさまったのかなという感じなので、この人のお話も、一度読んでみたいです。

私的評価 ☆☆☆☆☆
(楽しみにしていたノベルズ(^^)若さ大爆発って感じで(笑)堪能いたしました(^^))


1999年11月9日(火)   キャラフェ

  ラキアノベルズ  七地寧:作  門地かおり:絵

七地先生の新作。全編書き下ろしで、ある兄弟と、兄の友人を、時をおいかけながら語っていく、ちょっと不思議な雰囲気を持った作品です。イメージ的には「ルドルフの数」となんとなく似てるかなあ。なんか、けっこう長編の映画を見てるみたいな感じでした。

会員制のクラブなどを経営する親の遺産を受け継いだ兄弟が、なんとかして身を守っていくのが、割と淡々と描かれてます。ほんとに独特の雰囲気を持った作品です。ルドルフの数、がハマった人は、間違いなくはまるでしょう(^o^)(私がいい例(^^;))

私的評価 ☆☆☆☆★
(ほんとに独特の雰囲気をもった作品です。…癖になりそう(..;))


1999年11月9日(火)   服を脱いで、僕のために

  ラキアノベルズ   崎谷はるひ:作  えのもと椿:絵

崎谷先生の新作ノベルズ。全編書き下ろしです。やけに気弱な(笑)有名イラストレーターと、そのマネージャーのバイトをしている元気な学生(じつはイラストレーターの大ファン)のお話。学生が振り込まなくてはいけない専門学校の入学金を落としてしまったことで、思わぬ関係になっていくのが、ワクワクしてとっても面白かったです。

あまりに気が弱く後ろ向きな(笑)キャラクターに大笑いしてしまいました。きっとどんどんとお尻に敷かれていくのね(笑)くくく
とにかく甘々らぶらぶで、可愛いお話です。巻末にちょびっとだけ「普段の2人」を描いた短編も収録されてて、楽しめます。

私的評価 ☆☆☆☆☆
(毎回ツボな崎谷先生の作品。今回もとってもお気に入りの作品になりました)


1999年11月9日(火)   DOUBLE CALL 5

   GUST COMICS 緋色れーいち:絵

人気作「ダブルコール」シリーズ第5弾。野球マンガです(^^)4巻目に引き続き、「放物線の彼方」が収録されています。頭に危険球を受けて倒れた塔馬と、その後の様々ないきさつが主な内容になります。書き下ろし「ハニームーンな人たち」はないです(^^;)

体調を悪くしておられたようで、正直な所、非常に雑誌掲載時に絵が荒れていた(まるでラフ画みたいな時もあった)ので、こうして綺麗な絵で読めて、ホッとしました(^^;
いろいろ事情があるのではないかとは思いますが(..;)あんまり無理はなさらないでほしいです(^^;)心配です。

私的評価 ☆☆☆☆
(好きなシリーズだけど、ちょっと中だるみなストーリー。長く鳴りすぎたのかな?)


1999年11月6日(土)   ピンクナポレオンフィッシュ

   ルチルコレクション 緋色れーいち:絵

ルチルアンソロジーに現在も連載中のとっても南国の海なお話。緋色先生ご自身がダイビングに行かれた経験をお持ちなので、けっこうリアルで可愛くて色っぽい(笑)作品で、楽しめました。この作品に関しては、掲載時に絵が荒れていた感じもなかったので、大きな変化はないです。巻末に、ちょっとだけ御自分のダイビング体験談みたいなのものがついています。

やっぱりチャッピー(笑)(キャラの愛称です)が素朴で可愛くて好きだなあ〜。頑張ってナツさん落としてね(笑)くくく

私的評価 ☆☆☆☆
(緋色先生の絵って、ほんと色気があるなと思うです(^^))


1999年11月5日(金)   白雪姫センチメンタル

SHYノベルズ  京橋なるみ:作  成神護:絵

ある大会社の社長の兄さんと、血のつながらない可愛い弟とのお話。もちろん、近親……でない、というのもですが、その社長の家に入った理由も、すごく辛いことで……(いや、でもその後どうなったかが描かれてないので、そのまんまほったらかしってのはどうかと思うけど)弟くんが元気な分、うるうるしちゃいました…。

ま、ちょっと御都合主義的な部分はありますが、とにかくこの弟くんが健気で可愛い〜。思わず応援しちゃいます。やっぱり好きなヒトと一緒にいるのが幸せ、だよねえ〜。

私的評価 ☆☆☆★
(しかし、いくら本気になったからって、即自分の養子にしなおすってのもなんだかなあ(^^;)…あの会社、跡は誰が継ぐんだろ)


1999年11月5日(金)   キスの法則

X文庫ホワイトハート   和泉桂:作   あじみね朔生:絵

人気作「キスシリーズ」最新刊。とにかく自分たちでは対して自覚がないらしいけど、ラブラブ甘々なキャラクターたちがもう(笑)もどかしいやらややこしいやら(笑)…でも好きなんだよねえ〜(^^;)

このシリーズ、実は今まで手を出さずにいたんですが、冬コミでふゆの先生との合同誌を出されていて購入し、「…い、いかんはまりそうだ(^^;)」とかいいながら、その時点での全巻購入をしてしまったという、我ながら笑えるスピードでのはまりようでした。勢い余って友だちには同人誌を貸してもらいました(笑)

蜂蜜一杯かけたジャムつきトースト(…(^^;))のような(笑)極甘テイストですが、ぐるぐる回るちーちゃんかわいーからいいの(笑)
ぶっきらぼうで、無口だけど、すっごくいろいろいろいろ考えちゃう可愛いちーちゃん、お薦めです〜。

私的評価 ☆☆☆☆★
(…というわけで(笑)ちーちゃん一押しな私。吉野さんも好きよ)


1999年11月5日(金)   超次元遊廓 花天楼

BE-BOY ZERO COMICS   なるしまゆり:絵

ZEROで好評連載されている、不思議な異次元の遊廓花天楼に住む、可愛い女の子と、美人(笑)な太夫(花魁だけど、なぜか男(^^;))とのお話。すごくすごく可愛くて、非現実的っぽくて、笑えちゃうんだけど、読みおえると、胸が苦しくなっています。

なるしま先生の作品は、私が知ってるのは、他には原獣文書だけなんですけど、でも、のほほんとしたものの裏に潜む暖かい気持ちや狂おしい程の想いは、一緒かなあ、と思います。これも、なんとなく続きが気になっているので、出てくれたら嬉しいなあ〜。

私的評価 ☆☆☆☆
(日本風なので、ファンタジー苦手でも、読みやすいのでは。)


1999年11月2日(火)   龍は彷徨う

コバルト文庫   真堂樹:作   浅見侑:絵

超人気作の新刊。とうとう前作のラストで、自分の出自を知ってしまった飛(それも切られたらしい(^^;))と、だんだん行動がよく判らなくなってきたマクマク(笑)との、その後が気になっていたのですが……なんか、まだ全くそーいう意味では解決しとらん…(T_T)

取り合えず飛が、マクシムと一緒でないと、駄目だと思ってくれたのは相当進歩だと思いますし、マクシムが、飛を失ったショックで魂が飛んでしまうというのもなかなか想像できなかった展開で(笑)今後がまたもや気になります。……いったいどうなるんだろう?

私的評価 ☆☆☆☆★
(とにかく急転直下の展開に目が白黒しちゃいました〜(@_@;))


1999年11月2日(火)   恋のファイアーボンバー!? 〜HS龍宮リターンズ 2〜

コバルト文庫   秋月こお:作   東谷珪:絵

コバルトでの秋月先生の続き物の第2弾。バンドものですね。1はバンドの再結成をするまで、ですが、2は結成後の初ライブからその後を、視点を変えて綴ってあります。

いやあ、…今回の視点は攻側からなんですが、このヒト、とにかくぐるぐる悩むわぶちきれるわ(笑)同調するにもちょっとしにくそうなキャラなんですよ?(^^;)…にも関わらず、一気に読み進めてしまうというのは、やはり秋月先生の文章が好きで、すんなり入ってくるからかなあ?…いやあ、堪能いたしましたです(笑)

これまたまだまだ続くかな?(^^;)という感じ。テンポがよくて、大好きなので、また出して欲しいです(^^)

私的評価 ☆☆☆☆☆
(好きな作品の続きって、すっごくワクワクしませんか?これもそんな感じでした)


1999年11月1日(月)   放課後のイケナイふたり

リーフノベルズ    水上ルイ:作   こうじま奈月:絵

水上先生の新作。美人!な音楽教師(ピアニストへの夢を持っていたけど断念した)と財閥の御曹子な生徒会長との恋愛を描いたお話です。こうじま奈月センセのイラストは、美人というよりキュート(笑)がイメージでしたので、なんだか「可愛い」です。

まあ展開はお約束、という感じもないではないんですけども、とりあえず、美人で世間擦れしてない美人な先生、素敵(笑)高校生の癖に、みょーに大人な生徒会長も、でも嫉妬したり、先生を追い求めたりする気持ちのゆれ動きの辺りはやっぱり所詮高校生って感じですね。

ラブラブ甘々〜なお話が大好きな方はぜひどうぞ(^^)

私的評価 ☆☆☆★
(私はジュエリーデザイナーシリーズみたいな大人向け(?)が好きなのかな(^^;)


1999年11月1日(月)   新 ゼンノーヴ異聞 1 聖痕なき者

パレット文庫   前田珠子:作   沖麻実也:絵

ボーイズラブではないけど(^^;)好きなヒトなので御紹介しますね。まさかパレットで出るとは思ってなかったゼンノーヴ異聞シリーズ。以前に3冊セットでキャンパス文庫から出たものです。こーいうのを見ると「キャンパスってやっぱりなくなっちゃうのかな…(^^;)」って思っちゃいますね(^^;)

ゼンノーヴという島国で繰り広げられる魔法と冒険活劇(笑)の数々。とにかく前田センセが書くヒロインは健気でちょっと頑固で天然で可愛い(^-^)v(笑)前田センセワールド満載な作品でした。が、「1」とある通り、もう、完全に「導入部」(^^;)ですね…。
幾つも完結してないシリーズものを抱えてる方ですから(^^;)完結してからに…ってヒトはいつになるか判らないかもだ(^^;)

私的評価 ☆☆☆☆
(あはは(^^;)続き物でまだまだまだまだ続きそうなのでこんな感じ(笑))


1999年11月1日(月)   騎士とプリンス

パレット文庫   たけうちりうと:作   金ひかる:絵

騎士シリーズの、なんと最終巻(^^;)買って読んで、びっくりしちゃった(^^;)本屋で見るまでそんなことおもってなかったので、ほんとにびっくり。残念です〜。ぜひ第2部という形で続編が出る事を期待したいです。

えーと、チェスのために、アメリカに留学した大学1年の将人と幼馴染みで恋人の瑛とのお話。ラブラブなんだけど、スキャンダルに巻き込まれてしまった瑛が、将人を日本に帰らそうとしたり、将人の後輩がアメリカまでやってきたりと、とにかく息つく暇もないほどの展開と、相反してやさしく綴られていく言葉たちにうっとり〜(^^)Hシーンらしからぬ(笑)単語に溢れたHシーンも、逆に想像力を総動員して思わず笑ってしまいました(笑)

気がつけば夢中になって読んでいたこのシリーズ。とりあえずの完結で続き物ニガテなヒトにもお薦めできます(^-^)vほんと、ぜひ読んでみてね(^^)

私的評価 ☆☆☆☆☆
(大好きなシリーズ、絶対また第2部とかで再開してほしいです)


1999年11月1日(月)   放課後にKissをする

パレット文庫   池戸裕子:作  かすみ涼和:絵

「放課後は愛でいっぱい」の続編。前作が「くっつくまで」だとすると、この作品は「くっついてから愛が深まる(爆)まで」のお話ですね。定石ですが、ライバル的なキャラクターも出てきます。どたばたしつつラブラブで、可愛いお話でした。

相手を思うあまりに、食べなくなっちゃう主人公くんが可愛い。この健気さは、なかなかいないと思います。…大事にしてあげてね〜(^^)

私的評価 ☆☆☆
(パターンではありますが、しっかり読める本なので(^^)前作と合わせてどうぞ)


1999年11月1日(月)   茅島氏の優雅な生活

リーフノベルズ   遠野春日:作   史堂櫂:絵

ある大財閥の御曹子(仕事しなくても悠々自適の生活のヒト(..;)と、その恋人のお話。面白いなと思ったのは、最初誰が恋人かが判らなかった事と、その後も、全く恋人の名前が記述されていないこと。…それでもしっかり素敵なラブロマンスなんですよ〜。凄いなと思います。

御曹子の視点からだと3人称、恋人の視点からだと1人称なので、違和感もないです。なかなか面白かったです。どうやら同人誌からもちこしたキャラクターのようですが、ちょっと気になってしまうぐらい、面白い作品でした。御曹子は、リーフノベルズの「夢のつづき」にもちょこっとだけ出てくる…らしいです…が、まだ判別できてないのがちょっと口惜しい。…こうして再読にふける私……これがひょっとして罠?(爆)

私的評価 ☆☆☆☆☆
(初めて読んだ、こういう試み。ホントに面白いと思いました〜。)


1999年11月1日(月)   テディベアにくびったけ

リーフノベルズ   藤村裕香:作   かんべあきら:絵

テディベア作家にあこがれる元気な中学生と、テディベアのイベント会場で出会った不思議な男の人とのお話。藤村さんお得意?なとにかくファンシー(笑)なお話です。イラストのかんべ先生もラブリーなの〜。クマがまた可愛いの!いやあ、和みますわ〜。

受けな中学生がとにかく元気で突飛で(笑)それになんだか引き摺られてる相手がまた笑えます。いろいろと過去を持っている人なんだけど、その中学生の元気に救われていくのが見ていて「いいなあ」と思います。

藤村さん御本人は、アクションものがお好きなようですが、どちらかというと、こういうファンシー系の方が私にはツボなんですよね……(^^;A

私的評価 ☆☆☆☆
(可愛いお話は大好き♪心和めますよね(笑)…ほら、私がよごれてるから…(爆))


1999年11月1日(月)   スティール・マイ・ハート 5

シャレード文庫   芹生はるか:作  石田育絵:絵

人気シリーズの完結編。今までにノベルズで2冊、文庫で2冊出ています。別キャラのお話もまだシャレード本誌で続行中なのですが、とりあえず主人公達の話はこれがラストのようです。今まで読んでいなくて、4巻が出た後で初めて全巻そろえて読みました。

とにかく、すごく「しんどい」お話。それが嫌なのではなく、ぎゅーっと胸を掴んで締め上げられるかのような感覚を覚えます。すごくキャラクターに共感して、心臓を直接揺さぶられているような感じになるの。キャラが苦しんで、悲しんで、愛しいと思う感情がストレートに伝わってくる気がします。

離れなければならなかった事情があったとはいえ、何も聞かずに待ちつづける恋人の度量の深さが、すごいと思います。最後、らぶらぶ〜♪(笑)な後日談もついていて、とっても幸せな気分にさせてもらいました。ストーリーのしんどさをこれで払拭した感じ(笑)ぜひ全巻そろえてどうぞ(^^)

私的評価 ☆☆☆☆★
(全部まとめて読むと、しんどい……けど、はまっちゃうんですよね…(笑))