1999年12月のレビュー


1999年12月25日(土)   クリスマス・ラブ

   ルビー文庫   湊川理絵:作  麻々原絵里依:絵

春ちゃんシリーズの文庫第3弾。男なしでは生きられない身体を持て余す(…なんだかこう書くとみょーにやらしいな(^^;事実だけど(笑))春ちゃんがいろんな人と巡り会うのですが、今回は、すごくすごくすごく優しくて純朴な男性との恋と、生活に疲れて浮気をするサラリーマンとの一夜の2作品が収録されています。

どちらも、JUNEで読んでましたが、こうして文庫になると、嬉しいですね。私はどちらかというと、サラリーマンとの話の方が好きですが(とくにサラリーマンが奥さんのおねだりを値切るあたり(笑))どちらも、なんだか胸がきゅうっとするような、切ない雰囲気たっぷりのお話です。春ちゃんは、一生分の恋は、もうしてしまっているんだとはわかってるんだけど、…でも幸せになって欲しいんだけどなあ…。今後の作品も、楽しみにしています。

私的評価 ☆☆☆☆
(はんなりとした京都弁が素敵です(^^)こういう情緒のある作品も、いいなと思います。…Hシーンはもっと薄くてもいいけどな(^^;)


1999年12月25日(土)   きみの瞳にくびったけ

   ルビー文庫   ゆらひかる:作  吹山りこ:絵

破壊眼(デンジャラスアイズ)を持つ高校生と、その眼を怖がらずに見つめることができる恋人とのお話。デンジャラスアイズ、の続編になります。今回は、攻の自信のなさから、痴話げんかが起こり(笑)それがおさまるまでのお話が描かれています。見た目すごくクールそうな攻が、実はぐるぐる悩むわ、みょーに熱血だわで、面白いったらないです(笑)

他の人には破壊力抜群の眼が、恋人には媚薬の効果を発するってのも、すごく面白い設定ですよね。いちいち眼鏡かけてないと、恋人が正気を保てない(大笑)コンタクトで制御ってできないのかな?某バンコランのように…(笑)
………そうか、自分でこれ書いてて納得した(笑)似たようなものを知ってるなと思ったのは、パタだったんだな(^^; いや、全然全く内容は異なりますけどね。自分で「ん?眼力?」って引っ掛かってたんです(笑)

私的評価 ☆☆☆☆
(りこ先生のイラストが可愛いくて、内容もけっこうコメディちっくで、楽しんで読めました)


1999年12月25日(土)   ぼくの恋の値段

   ルビー文庫   飛天:作  なると真樹:絵

父親の会社の倒産により、多額の借金を抱えて、返済のためにデートクラブに所属するサラリーマンと、その客である男性とのお話。…なんですが、客として知り合っていたはずの人が、いきなり部署移動で直属の上司になってしまうことから、ドラマははじまります。借金返済先である会社の専務(直接には叔父にあたる)にいぢめられまくる受がすっごく可哀相。…というか、あまりに理不尽すぎる展開で、読んでいてすごく悔しかったです。…でもね、きっと、そういう理不尽なことって、今でも実際に存在するんじゃないかと思う。

攻もいまいち言葉が足りなくて、何を考えているのかとかが全然受に伝わってなくて(まあ、視点が受からなので、記述自体も少ないけど(笑))余計に悩ませてしまうのが、もどかしかった。…で、実は冬コミで、攻め側からの視点の同人誌が出てまして、書店売りしてたんで、買って読んだんですね。そしたら、攻めが実は(中略(だってバラシちゃうともったいないじゃん(笑)))していたというのがわかって(笑)違う目で見ることができました。いや、そんな大袈裟なことはなんにもしてないんですが(笑)表裏から見ることで、さらに面白くなるなと思いました。

私的評価 ☆☆☆☆
(中略がちょっと怪し気?(笑)いや、ほんとたいした文章は入らないですよ(笑)こういう企画も面白くて好きだなと思います)


1999年12月25日(土)   花散る夜にきみを想えば

   ルビー文庫   ごとうしのぶ:作  おおや和美:絵

おひさしぶり、のタクミくんシリーズです。3年生になってから、展開が遅々として進まず(爆)まだ6月のお話です。…あと何冊で卒業まで行くんだろうなあ(笑)現在も放送されているラジオ番組「ルビーにくちづけ」にて、ラジオドラマが放送されたので、今後ドラマCDの予定もいくつかあり、まだまだこれからのシリーズです。

いやあ、本人同士がすっかりらぶらぶだと、とたんに周りが騒々しくなる(周りのキューピッド役になる)のだなと(笑)定番とはいえ、周りももめ事抱えてる人間が多すぎ!(笑)…これだから男子校の寮生活は…(ブツブツ)
しかし未だに、読んでいても、ギイは井上和彦さんで聞こえてくるのは、もう刷り込みですね、これは(^^;…まだどうしても慣れない置鮎ギイ…(爆)

私的評価 ☆☆☆☆
(3年進級当初よりは、ギイが優しいので、読んでいて嬉しかったです(笑)やっぱりギイはフェミニストじゃないとね!)


1999年12月24日(金)   龍は希う

   コバルト文庫  真堂樹:作  浅見侑:絵

これも人気シリーズ「四龍島」のお話。前巻が、けっこう際どいところで終わっていたので(^^;どうなることやらと気もそぞろでしたが、いやあ、飛ったらやってくれますね(笑)…マクマクと愛を語るとは!(←ちょっと違う(^^;)

これも、正直こーいう展開になるとは思ってなかったので、意外でもあり、でも面白く読みました。…いったいあの島はどうなってしまうのやら(^^;とりあえずマクマクはハッピーな夢(大笑)を見て、生きる力を取り戻したようですが。これも今後がすごく気になる作品ですね。

私的評価 ☆☆☆☆
(でも、私としては、飛とマクマクはそのまんまでいてほしいのだが…(爆))


1999年12月24日(金)   無間浄土 〜炎の蜃気楼 29〜

   コバルト文庫  桑原水菜:作  浜田翔子:絵

とうとうここまできたか(^^;のミラージュ、最終章にどんどん近付きつつあるようですが、まだ続きます(笑)あまりに盛り沢山なので、「これをどうやって治まりをつけるやら」って感じがします。四国はあんなことになってるし、彼はこーんなことになってるし(笑)って感じで…(^^;…………もう調伏はしないのかな?
などと時代錯誤なことを考えてしまいました。…いつから本格的な調伏のシーンがなくなったのやら(^^;

最初のころの「サイキックアクション」ふうの話が好きだったので、一時期同人誌的な作品になっていたことが、正直なところ苦痛でした。ここにきて、大分話が進むというか、もとのアクション風なところがまた戻ってきてくれたのは、嬉しいです。…が、やっぱりもうミラージュはやおいモノだよな…(遠い目)
どうぞ、キャラクターみんなにとって幸せな大団円でありますように。

私的評価 ☆☆☆
(しばらくは読んでてもしんどい時期がありましたが、やっと明るい場所にぬけ出せたようなそんな感じがします)


1999年12月24日(金)   恋のリスクは犯せない

 X文庫ホワイトハート  井村仁美:作  如月弘鷹:絵

アナリストの憂鬱の続編になります。シリーズ名は「アナリストシリーズ」らしいですが、ラブラブになったはずの2人がまた、お互い言葉が足りなくて、おまけにライバルの邪魔まで入って大騒ぎの果てに、結局痴話げんかに過ぎなくなるという…(笑)定番中の定番ですね…(^^;)いや、ほんとここまで「同じパターン」が多いと、もう読者としては笑うしかない…(笑)違うのも書いて?って感じ。

読んだ後に、ほとんど覚えてないのは、よっぽどインパクトがないんだなと(^^;)アナリストということで、証券関係の専門用語が沢山でてくるのですが、やっぱり馴染みにくくて違和感もあります。なんだか「調べたのをそのまま」書いてるよーなイメージが否めなくて、もったいないですね…(^^;)如月先生のイラストは相変わらず綺麗で素敵です(^^)

私的評価 ☆☆☆
(また、このシリーズCD化されるそうです。…うーむ、なんだかなあ…。)


1999年12月24日(金)   ラストチャンスを掴まえろ

   ラピス文庫  日向唯稀:作  桜城やや:絵

ちょっと落ち目になったトップアイドルグループのお話。一番天然な子が、引退することを認められず、なんとか返り咲きを果たそうとして頑張るお話です。お相手は同じグループの無口なにーちゃん(笑)…とってもとっても、某J事務所っぽくて(笑)笑えます。

うーん、なんだか「想像の中のアイドル」っぽくて、なんだかなあと(笑)そりゃ絵空事なんですけどね(^^;)にしたって、もうちょっとトップアイドルだったんなら世間ずれしてたっていいような気もするなあ…(^^;)面白かったけど、物足りない感じもありました。

私的評価 ☆☆
(他にいい作品が多かったから余計に評価低いかも…難しいな)


1999年12月24日(金)   ケーキの王子様

   ラピス文庫  藤村裕香:作  東海道みっちい:絵

のほほんなお子さまと、美人なケーキ職人見習いのお兄さんのお話。ハッキリ言っておもいっっっっっっきりショタでした(爆)
…いやあ、判ってて買ったんだけど、やっぱショタはダメだな…。「子供に納得させない」パターンが、やっぱり多いんですよね。…まあ、これは私の好みの問題なので(^^;)

作中に受のお姉ちゃんがでてくるんですが、これが今流行りのガングロ金髪なコギャル(笑)「酋長みたい」と書かれてて、これには思わず「うんうん('')(..)」と納得してしまいました(大笑)リーフの作品は、そんなに嫌いじゃないんですがねえ…<藤村さんの作品
まあ、好みの問題とはいえ、やっぱり苦手と判ってるものには、手をだしちゃ駄目ですな…(^^;)

私的評価 ☆★
(どうも現実的な部分があるんでしょうね、苦手なので、もうこれはどうしようもないかと(^^;))


1999年12月23日(木)   もう一度キスして

   エクリプスロマンス  火崎勇:作  御園ざぼん:絵

大学時代に同性との恋愛と失恋を経験したルポライター(受)が、恋人との想い出の温泉へ足を運んで、サラリーマンになった恋人と再会するお話。とにかく攻が言葉が足りない!足りない癖にいろいろ考えて胃の調子崩してみたりして(^^;)そうこうしてるうちに、なんとなく元さやになって(^^;)大学時代の誤解がとかれていきます。小説エクリプスに掲載されたもので、書き下ろし続編も収録されています。

火崎先生の作品の中では、一番穏やかなんじゃないかな(^^;)とか思ってしまいます(笑)…でも、続編にでてくる恋敵の後輩は、めっちゃ嫌なヤツですね。私は嫌いだ(爆)…こういうキャラって、たしかにアクセントにはなるんだけど、どうも生理的に好かないなあ…(^^;)いや、私が趣味じゃないんです(爆)

私的評価 ☆☆☆
(わはは(^^;)だって、後輩嫌なやつなんだもん…ゴメンなさい)


1999年12月23日(木)   ペルソナ・ノングラータ 〜青の軌跡5〜

   エクリプスロマンス  久能千明:作  沖麻実也:絵

読みごたえたっぷり♪な、人気シリーズ「青の軌跡」の5巻めです。時間軸はクリスタルクラウンからほんの数週間しか経ってないはずなのですが(爆)またもやジュール・ベルヌ号が、とんでもない事件に巻き込まれてしまいます。今回は、ラブラブなシーンよりも「お仕事するカイと三四郎はこんなにかっこいい!」が注目すべき点かもですね(笑)

紆余曲折があり、カイが「『愛情』とはなにか」ということについて考え始める辺りは、「はやく気付け〜(^^;)」と思ったり、でも三四郎を愛していると認めることが、カイにとってどれだけの労力と負担をかけるのか、というのも想像に難くないので(^^;)読者はとってもジレンマに落ちいりそうです(^^;)今後も楽しみなシリーズ、今の所、一番ラストシーンが想像できない作品です(^^;)

私的評価 ☆☆☆☆☆
(待ち焦がれてました最新作。とっても堪能しました(^^)v)


1999年12月22日(水)   ルールはあとからついてくる

   パレット文庫   松岡なつき:作  石原理:絵

年末進行のパレット文庫、1月発売分ですね。松岡先生の新しいシリーズは、サッカーものです(^^)資金難のサッカーチームを抱えた企業のトップが体調を崩し、跡をとことんトップと気があわない息子が継ぐことになり、まずテストとして、そのサッカーチームの財政を立て直す事を命じられます。今回はその説明部分と、跡取りが1人のスターに成り得る選手と出会うところ(ついでに口説いてたりする)まで収録されています。

話のテンポが淀みなくトントンと進むので、非常に読みやすいし、引き込まれます。石原先生のイラストもとってもスピード感に溢れていて、かっこよくて、惚れ惚れしながら読みました。これは今後続刊予定だと思いますので(というか、これで続き物じゃなかったら怒ります(笑)中途半端すぎる(笑))楽しみにしています。

私的評価 ☆☆☆☆
(起伏がなくてもありすぎても面白くなかったと思う。松岡先生、さすがですね。凄く読みやすい印象がありました)


1999年12月20日(月)   ハネムーン・イン・ベイルート

   リーフノベルズ   長谷川忍:作   蓮川愛:絵

テニス界のホープな我がまま少年と、過去のトッププレイヤーで、現在トップクラスの弁護士とのお話。引き合わされて、弁護士をやめ、少年のコーチを引き受けることから、話が始まります。ただのテニスものと思いきや、なんだか政治的な部分(ベイルートってのが基本的にきな臭いイメージがあるんですが、このイメージは間違ってないらしい(笑))とかも絡んできて、いろいろと楽しませてくれます。

いつもの作品にくらべると、真面目でシリアスな部分が多くて、Hシーンのパーセンテージは低かったです。…が、やっぱり受が女の子みたいなんだよね…(^^;)長谷川先生の作品って。その辺はまあファンタジーと思って読めばいいかな(^^;)蓮川先生の「美人」がまさに美人で、イラストもうっとりです♪

私的評価 ☆☆☆
(いつもよりは、重厚な感じがしました(^^)リーフにしては珍しい…(爆))


1999年12月18日(土)   瞳のロマンチスト

   キャラ文庫   高坂結城:作  穂波ゆきね:絵

穏やかで優しいお兄ちゃんな高校生と、喫茶店でマスターのバイトをしている優しい青年とのお話。どうしても「懐かしさ」が込み上げてきて、青年に「どこかで逢ったことがないか」と聞かずにいられず、それがきっかけで、どんどんうちとけ出します。雑誌(キャラセレクション)掲載時は、青年が、高校生をちゃんと思い出すまで(つまり両思いになるまで)だったので、書きおろしでらぶらぶになってからが読めて、嬉しいです(^^)

穂波先生の穏やかで繊細なイラストがぴったりの優しい優しい1冊。途中で出てくるイタズラ大好き♪な男の子も可愛くて好き。書きおろしに出てくる青年の弟も健気で好き(^^)可愛いキャラばかりで、私のお気に入り作品になっています。

私的評価 ☆☆☆☆
(穏やかで優しくてあったかいお話です。BBNの後だと、ホッとします(爆))


1999年12月18日(土)   天使のアルファベット

   キャラ文庫   川原つばさ:作  極楽院櫻子:絵

遺伝子操作をされた子供達を描く、近未来モノのストーリーです。……が、はっきりいって良くわからない〜(^^;…一体何がテーマなのだろう、このお話って。読み物としては、面白いとは思うんですが、……SFが苦手な訳でももちろんないんですが…(^^;……わからない、真剣に(^^;…わははは(^^;

後書きに、「どうしても奥付の出版日を1999年12月31日にしたかった」と書いてありました。…それだけのためにこれを書いたんなら、なんかちょっと違うような気もしますねぇ。それより早く「泣かせてみたい」を完結してほしいと思うのは私だけなのでしょうか。

私的評価 ☆☆★
(ちょっと読みづらいお話でした…(^^;私的には、ね)


1999年12月17日(金)   FLOWER

   BE-BOY NOVELS  木原音瀬:作  金ひかる:絵

掲示板にも書いてました、木原先生の医者もの3部作の第二弾。WEEDやプレイスから入った人には予告が必要なくらいにとっても胸が苦しくなるような、切ない、ラブストーリーです。何が切ないって、主人公の気持ちのすれ違いがすごくすごく切ない。焦れったいような、泣きたいような、不思議な気持ちをもって、ラスト近くまで読みました。ラストシーンは、とにかくもうぼろ泣き(T_T)(T_T)(T_T)…わかってたんですけどね、泣くのは。雑誌でも1回泣いてるし(爆)…それでも泣けてきます。このラストシーンはぜひ、テーマソングだったらしい某山崎まさよし氏の曲をかけて読みましょう。……倍泣けます(自爆)

雑誌掲載分に、その後雑誌掲載された、WEEDの主人公達のショートストーリーと、潔癖な兄とその兄に言い様にあつかわれてきた弟とのお話も入っています。これがまた、兄が素直じゃなくて、可愛いんですよね。いつもの木原節健在です。FLOWERの後だと、どんな展開でも心和めるわ(^^;

私的評価 ☆☆☆☆☆
(絶対横にタオルをおいて、読んで下さい。すごくすごく、泣けるお話です)


1999年12月17日(金)   俺のモンだろっ!?

   BE-BOY NOVELS  小川いら:作  円陣闇丸:絵

今月のBBNで唯一泣かなかった(笑)元気いっぱいの学園モノ。後輩に目をつけられて、いいように鳴かされて(笑)しまってる高校生と、すっかり「先輩は自分のモノ」と思ってしまっている生意気すぎる後輩とのお話です。…とにかくHクサイ後輩ですね(^^;しょっぱなのシーンが学校のトイレでHだもんなあ(^^;

受が自分の気持ちを認めるまで、長い時間がかかります。厳密に言えば、私の苦手な「身体からはじまる恋」だったのかな?(^^;とは思うけど、…なんかそれでも他のとは違う気がするのは私だけ?結構テンポがいいので、トントンと読み進めてしまえます。

私的評価 ☆☆☆★
(まあ、今月他のが凄いので比較してということで(^^;)


1999年12月17日(金)   甘く優しく、そして切なく

   BE-BOY NOVELS   ふゆの仁子:作  不破慎理:絵

ふゆの先生の新作。気丈で美人の母と2人暮らしの高校生が、いきなり母の不幸に見舞われ、実の父との面会を果たしてはじまる、すごくすごくシリアスで繊細なストーリーです。これもまた、肉親とかの死が関係するんですよね…(^^;ジャンクといい、これといい、FLOWERといい、今月のBBNは、人を泣かせ過ぎ!(爆)…はい、泣いてしまいました(自爆)だって〜、お母さん、すごく気風がよくて、大好きなキャラだったんだもの。…憧れるですよ、やっぱり。母親としてもね。うちも子供を片親にしてるので、子供に、これくらいの気持ちでいられたらと思います。

実の父とわかっていても、惹かれるのをとめられない息子と、父として振る舞おうと一生懸命の父との気持ちのやりとりが、すごく繊細で、切ないです。最後に2人が選んだ道は、ひょっとしたら凄く険しいものなのかもしれないけど、それでもやっぱりこう選んでくれてよかったなと、真剣に思ってしまいました。ちょっと感情移入しすぎかな?

私的評価 ☆☆☆☆★
(どうしても、今後のラブラブが想像できないのは、どこかお話が刹那的だからかなあ?)


1999年12月17日(金)   TOKYOジャンク 〜エタニティ 2〜

   BE-BOY NOVELS   ひちわゆか:作  如月弘鷹:絵

ドラマティックな人気シリーズ「TOKYOジャンク」の最新シリーズ第2弾。小説b-BOYで掲載されたものに、同人誌で発行されたものが再録されています。今回は、柾の進路のことや同級の西崎とのいざこざ、四方堂家のこと…いろんなことがどんどんからみあっていき、その混乱に巻き込まれていく柾がつらそうで、たまりませんでした。少しネタバレになってしまいますが、この巻で、柾は母親を永遠に失ってしまいます。このシーンで、もう、ボロボロ涙をこぼしてしまいました(T_T)気丈にふるまう柾が、あまりに健気で…(T_T)

一応雑誌で読んでいるので、辛いエンディングではないと、わかってはいるのですけど…でもやっぱり苦しいです〜(T_T)早く、幸せになってほしいと思います。3巻の発売は、多分2月…のはず。書きおろしもあります。2月発売の雑誌にも、このシリーズのお話がのるそうです。それから、TOKYOジャンクは、2000年3月3日に、CDブック第2弾が発売予定とのこと。今度は2巻がお話のメインかな?今から楽しみにしています。

私的評価 ☆☆☆☆☆
(柾が、ナギさんの腕の中で泣くシーンのイラスト、見てるだけで泣けてきます。如月先生素晴らしいです!!)


1999年12月17日(金)   音速のLove Letter

   花丸文庫   須藤直希:作  阿川好子:絵

新人作家さんのデビュー作。…多分賞を取られて、文庫化になったんじゃないかな?音速の世界に挑むレーサーと、レースカーのデザインをしている人とのお話です。うーん、イメージ的には、「ハイネルと新条とランドルのお話」って感じ?(爆)…これ、一部しかわからなかったらどうしよう(^^;

途中で、カップルが入れ代わったり、視点が変わったりしていて、ちょっと読みにくかったです。あと、すごく盛り沢山な設定なんだけど、それが「ただの設定」にすぎなくて(^^;生かし切れてなくて勿体ないなと。そんな盛り沢山にしなくても、十分楽しめるのになあ(^^;と思いました。レース物ということで、多分すごくお好きで専門的な事も知っておられるのだと思いますが、…読む側は、あまり詳しくわからない人もいるのだというのも事実なので…。今後の作品、期待しています。

私的評価 ☆☆
(後書きを読んで少々ギモン…この方、男性なのかな?(^^;ひょっとして)


1999年12月17日(金)   世紀末ラヴァーズ

   花丸文庫   月上ひなこ:作  吹山りこ:絵

めっちゃくちゃシスコンな兄(ただし世間知らずでめちゃめちゃ天然ボケなタイプ(笑))が、妹の結婚をぶちこわした男(めちゃめちゃハンサム。いきなり花婿にキスをして、結婚式を中止に追い込んだ人物)に復讐を誓い、追い掛けまわして、同居まで始めてしまい、気がつけば新婚状態になっているという(笑)けっこう設定からして面白いお話です。

吹山りこ先生のイラストがけっこうリリカル度の高いものだから、余計に天然な兄が可愛く思えます。…一生懸命なあまりに、おもいっきり論点がずれてたり、こういう人がいたら、飽きないだろうなあとおもっちゃいました。…そりゃ、攻も手を出したくなるわね…(爆)←気持ちがわかってどうする(爆)<私

私的評価 ☆☆☆☆
(とくに大きなどんでん返しはなく、なんとなく想像どおりの展開でしたが、楽しめる1冊でした)


1999年12月17日(金)   恋人はピカレスク 2

   花丸文庫   真船るのあ:作  蓮川愛:絵

真船先生の新シリーズ第2弾。レトルト食品加工の機械を開発する小さい会社に勤める受(美人で、ちょっと悪いヒト(笑))と、めちゃめちゃ受に惚れてて、とってもわかりやすい性格で、度量の深い攻(社長だったりします(笑))とのお話。一言で言うなら「やっと認めたのね」が今回のテーマ(笑)…だって、やっぱり真船先生の受ですよね。全然素直じゃないんだもん。どれだけ感動してても、そっぽ向いてしらを切ってみるんだから(^^;

どうしても、過去を捨て切れない、しがらみにとりつかれている受を、慰め、ささえる攻は、ちょっとかっこいいです。さすが、きめる時はきめるよね。ただし時々、普段はかっこよくなかったりするけど(爆)…でもそれが真船ワールド。
今回、後半で、ラブラブな玖珂&月島が登場します。なるほど、ここでリンクしてくるのか〜。ふふふ、今後の展開がますます楽しみですねえ。蓮川さんのイラストが、すごく綺麗で素敵です♪これも一見の価値ありですね。

私的評価 ☆☆☆☆★
(真船先生も、やっぱりとってもツボな方ですわ…。ところで、ごはんの続きは出ないんですかねえ…。新書版、もう出さないのかな?<花丸)


1999年12月16日(木)   愛のDNA

   キャラコミックス   嶋田尚未:絵

キャラセレクション…の方かな?…に連載されていました、実の兄弟モノのお話です。両親の離婚が原因で、離れて育った「アストロツイン」(生まれた日や時間が全く同じ)の朱晴と夏の兄弟が、親がよりを戻したのを機に、また一緒に暮らし始めて、そこから話がはじまります。

とにかくにーちゃんがいいです!…にーちゃん大好き♪夏くんも可愛くって、頭をぐりぐりなで回したくなっちゃいます。朱晴は夏の痛みを、夏は朱晴の◯◯(ネタバレなので伏せ字(爆))を共有してしまうんですが、…これってスゴイ設定ですよね…(笑)どきどきしちゃいました♪書きおろしもめちゃHで可愛くてお薦めです。

それから、99年冬コミにて、嶋田先生と染井吉乃先生が、合同誌「愛のDNA」本を作られました。もう、在庫少ないらしいですが(爆)これがまたすっごく面白くて、おすすめなんですよ〜〜。染井先生が結構たくさん、小説を書きおろしておられますし、嶋田先生も2編の短編マンガを描かれています。…これを読んで、思いっきり某Fくんのファンになってしまった変わり身の早いワタシ…
手に入れられるようでしたら、ほんと、ぜひぜひどうぞです<(_ _)>

私的評価 ☆☆☆☆☆
(時々ギャグも忘れない(笑)嶋田さんの可愛いマンガを満喫して下さい(^^)v)


1999年12月15日(水)   好きだなんてとてもいえない

   オヴィスノベルズ  竹内照菜:作  なぞのえむ:絵

これ、ひょっとしたらもっと前に発売されてたかもしれません(^^;12月だとは思うんですけど。とんでもなく天然な(笑)イタズラ好き高校生と、完全無欠な生徒会長とのお話。…なんですが、舞台のはじまりはなぜか受の家で(^^;「家政婦と家の住人」として出会います(笑)そこからして、もう学園ものちっくじゃなくなってるなあ(笑)

これも、やっぱり「身体から」な部分があるんですが、でも、けっこう思い悩んでる2人は可愛いです。このくらいなら大丈夫かも…。途中、マージャンをするシーンがあるんですが、なぜか「ドンジャラ」の牌を使ってるんです(笑)いやあ、あまりに懐かしくて笑ってしまいました。いまでもドンジャラって売ってるのかな?うちにはドラエもん柄ではなくふつーのドンジャラがありました(笑)良く考えたら、あれってルールはマージャンだったのかな…(笑)

私的評価 ☆☆☆☆
(ドンジャラがあまりにツボで、評価が上がっております(笑)おいおい<私)


1999年12月15日(水)   恋愛しましょ☆

   オヴィスノベルズ  大槻はぢめ:作  起家一子:絵

結婚相談所に勤めるちょっと気弱な青年と、その相談所に客としてあらわれた、めちゃめちゃハンサムで強引な青年とのお話。「このお客様を結婚成立まで持っていかなかったらクビ!」と言い渡されて必死になる青年が可愛い(笑)…けどやっぱり気が弱いです(笑)んで、また定石な(^^;「身体から入る恋」(爆)でも今回は、まだ、受のキャラが「気が弱くてノーといえない」タイプなので、あまり気になるほどではありませんでしたが。

とにかく人の話をきいちゃいない(笑)攻キャラに、だんだんとからめ取られていく受がおかしいです(笑)…結局結果的にはラブラブなんですが、…いいのか君たちそんなに安易で(笑)…いいんだろうな、きっと(爆)

私的評価 ☆☆☆
(テンポがよくて、面白いです。…これでちゃんと気持ちから入る恋だったらもっといいのになあ…(^^;まあ、私の趣味の問題だからしょうがないですが。あ、ところで御出産おめでとうございます<(_ _)><大槻先生)


1999年12月15日(水)   ハッピー★ラブ×2症候群

   リーフノベルズ  日向唯稀:作  香住真由:絵

以前リーフノベルズより出版された「ハッピー★エンド症候群」の続編になります。男子校の寮で繰り広げられる、みょーに体育会系で、のーてんきなラブラブな生活が描かれています。

うーん、前作に輪をかけて、わけが判らなくなってますね…(..;)
いや、コメディとして、おかしいのはすごくおかしいんですけど、…「こんなやついねーよ(^^;)」が倍増してる気がする…(^^;)
まあ、お腹のそこから大笑いしたい人はオススメかもです(笑)

私的評価 ☆☆★
(わははと笑えるけど、ワタシはもういいです…(^^;)1度読んだら充分かも)


1999年12月11日(土)   この世界の果てまでも

   アイスノベルズ  高月まつり:作  高宮東:絵

雑誌小説アイスにて掲載された大正ロマンな(笑)シリアスもののお話です。高月先生のシリアスは久し振りかな?雑誌掲載時に読んで凄く好きだった作品なので、こうしてノベルズになって、ラストに書き下ろしのおまけもついて(^^)嬉しいかぎりです♪

数奇な運命を辿る少年と、その運命を変える青年との問答無用で惹かれあう様子は、すごく素敵です。とってもどきどきしてしまいます。ぜひぜひのんびりゆっくりと読んで、楽しんで下さい。

私的評価 ☆☆☆☆
(すごくドラマティックなお話です。大河ドラマみたい(笑))


1999年12月11日(土)   プレイス

   アイスノベルズ  木原音瀬:作  館野とお子:絵

天使の羽を持つ、「嘘」を見破れる青年と、昔天使に逢った事がある、好きな人にどうしても素直になれない不器用な青年とのお話。会社の先輩と後輩として出会いますが、とにかく不器用な青年が、我がままで、でも憎めなくて。「嘘」が判る天使の末裔の青年の優しい心が、すごく胸に染み渡りました。

木原先生にしてはとっても甘々で、すごくすごくラブラブ(笑)な印象がつよいお話でした。とくにラストシーンがすごく素敵!時期的にクリスマスだったので、余計にぴったりでした。毎年、クリスマスシーズンに読み返してしまいそうな、そんな1冊です。

私的評価 ☆☆☆☆☆
(木原センセの本で、泣かずに済んだのは2冊め…(笑))


1999年12月11日(土)   夏の贖罪

   アイスノベルズ  うえだ真由:作  金ひかる:絵

姉の不倫と失恋による自殺がもとで、家族の幸せを奪われたことを憎み、姉の不倫相手の家庭を壊そうとする青年と、その不倫相手の息子との話。とにかく、すごくすごくシリアスなお話です。復讐のためなら、なんでもしようとして、気がつけば深みにはまっている青年。でも、復讐をとげ、ちっともすっきりしない気持ちで、離れていき、…本当のお話は、ひょっとするとここから始まるのかもしれません。

ラストシーンが、すごく曖昧かつ、安易な感じに書いてあります。それが少々不満でもあり、でも、だからこそ余韻があるような気もして、ジレンマに襲われてしまいました(笑)じっくりと楽しんで欲しい作品です。ラスト近くでは、「あっ!」っと思うどんでん返しが待ち構えています。

私的評価 ☆☆☆☆☆
(金センセのイラストも情感があって素敵。とっても心に残る作品でした)


1999年12月11日(土)   美男?美女?美人!

   アイスノベルズ  五月緑子:作  高之原翠:絵

美男にトラウマとアレルギーをもっている青年と、その青年になぜか惚れて追い掛け回してしまうゲイバーのオーナー(ただし副業)とのドタバタコメディ。…しかし、まだイマイチなにが言いたくてこのお話を書いたのかがつかめてません(^^;なんだったんだろうなあいったい(^^;

まあ、テンポよく進むお話ではありますが、「必然性」がないのがつらいですね。他の作品がよかっただけに、ちょっとなんだか物足りない感じがしました。

私的評価 ☆☆
(うーん、こんな感じかなあ?…必然性がないの、苦手なの)


1999年12月10日(金)   FAN FAN FAN

   ラキアノベルズ  津堂遠海:作  南京ぐれ子:絵

めちゃめちゃ可愛い狼少年(笑)と生活に疲れかけていた優しいサラリーマンのお兄さんとのお話。これも小説ラキアにて掲載されたものです。その後の書き下ろしがついて、やっとやっとのノベルズ。とにかく、変身しちゃう少年が食べちゃいたいほど可愛いんです!南京ぐれ子さんのイラストも可愛いし!

雑誌掲載時からお気に入りのお話だったので、こうしてノベルズになってすごく嬉しいです。はっきり言ってぬれ場シーンはありませんが、要らない!(笑)そんなのなしで、十分に読めるお話です。可愛いものフェチの方は必見かも(笑)

私的評価 ☆☆☆☆☆
(ははは(^^;はまってるぞ私ったら(笑)ぜひぜひどうぞです)


1999年12月10日(金)   手術台へいらっしゃ〜い

   ラキアノベルズ  水無月さらら:作  かんべあきら:絵

多分小説ラキア創刊号に掲載された、幼なじみ同士の研修医のお話のノベルズ化。まあ、これもコメディなお話です。研修医同士のいわば社内恋愛の際どさや、ちょっととっぴな設定などなど、読んでいて思わずニヤリとしてしまいます。雑誌掲載分に加えて、彼らの数年後を描いた書き下ろしもついています。

イラストが、雑誌掲載時とは交代になって、かんべあきら先生になってます。…いやあ、美人だ〜(^^;<キャラクターたち
前はどちらかというと可愛い感じだったので、イラストの妙というのもあるんだなあと思いました。

私的評価 ☆☆☆☆
(笑えるキャラクターたちが好きです。一度読んでみてね)


1999年12月10日(金)   JAZZ 1

   ディアプラス文庫   前田栄:作  高群保:絵

前田先生の医者モノ。どうしても人に執着できない小児科医と、小児喘息を持っていて完治への糸口を作ってくれた小児科医に執着しまくる高校生との、すごく複雑な心のやりとりが描かれています。
精神的な部分の記述が多いので、割と感情移入しやすかったです。

最初はひじょーに強引(^^;レイプで、そのまま脅しながら関係するんですが、後から攻の回想シーンがあって、「彼にはそうしか出来なかったんだ」という必然性が生まれるので、まあいいかなと(^^;同じレイプでも、やっぱり違いますね、フォローがあるのとないのとでは。

私的評価 ☆☆☆
(これから、この二人がどうなるのか、とっても気になります)


1999年12月10日(金)   アニマルファミリー狂想曲

   ショコラノベルズ  生野稜:作  石丸博子:絵

ちょっとマザコンな青年歯科医と、動物を引き連れていきなり同居しにきた獣医学部の学生との、奇妙キテレツでとっぴなお話(笑)です。いやあ、だって、そうとしか言い様がないんだもん(^^;
面白くないんではないです。ワクワクしながら読みましたが、今まであんまりこういう系統の話がなかったし、うまく口で説明できないだけなの(^^;

出てくるワンちゃんやニャンコちゃんたちが可愛くて賢くて、いいなあ〜って思いました。これもコメディかな。笑えます(笑)
私的評価 ☆☆☆
(生野センセには珍しく、「重いテーマ」はなかったです)


1999年12月10日(金)   Hipな関係

   ショコラノベルズ  姫野百合:作  三津谷葵:絵

建築を目指すバイト学生と、「尻フェチ(^^;」な下着会社のサラリーマンとのお話。いやあ、ひじょーに、「尻」だの「ケツ」だのという単語の多いお話でした(笑)テンポがよかったんで、面白いと思いましたが(笑)

とにかくドタバタコメディ。「こんなやついねーよ」とか思いながら笑って読む本かも。コメディ好きなら、「面白い」と思えると思います♪…しかし最近姫野さんって、甘々らぶらぶ系だけでなく、コメディ系も書かれてるのね(^^;

私的評価 ☆☆☆
(いやあ、キャラクターのアヤしさに大笑いなお話でした)


1999年12月10日(金)   愛しているといってくれ

   ショコラノベルズ  磯崎なお:作  起家一子:絵

雑誌小説ショコラに掲載された、幼なじみ同士のお話。意識しすぎるあまりに、どんどんつっぱってぶっきらぼうになっちゃう受がめちゃめちゃ可愛いです。そして、扱いかねてうろうろおろおろしつつも、窮地にはちゃんと飛んできちゃう攻もかっこいい♪

雑誌掲載分に、続編の書き下ろしつきです。雑誌掲載の時、すごく好きなお話だったので、こうしてノベルズになって、すごくうれしいです。…気風のいい受のおねーちゃんがけっこう好き(笑)な私。磯崎先生らしい、学園青春風なお話です。

私的評価 ☆☆☆☆
(好きな作品がこうしてノベルズになると、うれしいですよね)


1999年12月9日(木)   世紀末☆ダーリン 1&2

   きらら16コミックス  なると真樹:絵

ビブロスより発売されていました人気シリーズ「世紀末☆ダーリン」が、秋田書店から再販されました。コミックスサイズも、ふつうのコミックスの大きさになってます。内容は全く変更なしですが、トークページだけ、リニューアルされています。

…いやあ、やっぱり面白いわ。…けど、内容変化なしなのに、トークが変わってるからって買ってしまう私って一体…(^^;)新天地で、これからも頑張って欲しいです。

私的評価 ☆☆☆☆
(前にも読んでるので感動は薄いです(笑)楽しめるので、ぜひどうぞ)


1999年12月7日(火)   お得な恋愛獲得法

   ルチルコレクション   西崎祥:絵

これは、多分スコラ刊のルチルコミックスから発売されていたものをソニーマガジンズより再販したものだと思います。わりと骨格のしっかりした(笑)イラストを描かれる西崎センセのコミックス。とっても笑えて、可愛くて、素敵です。すごく好きな方なので、ひょいっと本屋で見つけて、即購入してしまいました(爆)

以前ムービックで「危ない●●」というタイトルのアンソロジーがでていましたが、その中で、時々笑える1Pマンガがあったんですよね。それもところどころに収録されていて、嬉しかったです。また、ストーリーマンガが読みたいなあ〜。

私的評価 ☆☆☆☆
(思わぬところで、好きなモノを見つけると嬉しいですよね〜)


1999年12月6日(月)   ワガママな天使

   BE-BOYコミックス    成神護:絵

成神先生の短編集のコミックス。…初コミックスになるのかなあ?少なくともビーボーイコミックスとしては1冊め。ビーボーイに掲載されたものと、他誌に掲載されたものや書き下ろしの漫画が収録されています。書き下ろしは、表題作「ワガママな天使」のパパたちのお話です。これがまた素敵なんですよね〜。他のにくらべたらちょっとアダルト(爆)で(笑)

イメージ的に成神先生の絵は「リリカル」な感じがするんですよね。ちょっとショタも入ってるけど(笑)とっても可愛い作品が楽しめます。ぜひぜひお手にとってみてね♪

私的評価 ☆☆☆☆
(可愛いなあ〜♪いいわあ、やっぱり成神さんのイラストって…)


1999年12月5日(日)   愛してるっていわない

   SHYノベルズ   渡海奈穂:作  門地かおり:絵

出来の良すぎる兄に多大なコンプレックスを抱く劣等生な高校生と、その兄の友人で、兄にしか興味を持たない辛辣な大学生とのお話。兄に頼まれて、家庭教師と生徒として知り合った2人の紆余曲折を描くお話です。

弟くんのコンプレックスの深さが、なにやら自分でも覚えがあるなーと思いつつ(笑)読んでいました。だんだん2人が惹かれ合っていく様子は、見ていて焦れったいやら可愛いやら。…でも、ちょっと弟くん、直情的すぎだよ…(^^;)と思ったのは私だけ?

私的評価 ☆☆☆
(強引で冷たい攻キャラが、実はけっこう好きだったりする(爆))


1999年12月5日(日)   高濱兄弟物語

   SHYノベルズ   秋津京子:作  高星麻子:絵

名目上の双子…つまり、血のつながりのない兄弟のお話。2人ともが、自分はもらわれてきた子ではないかと悩み、相手によりどころを求めてしまう、優しさに溢れた2人のお話です。それに、相手しか見えていないにも関わらず、不器用でお互い誤解しあっていたりして(笑)読者側には、2人ともの感情がちゃんと見えている分、とっても焦れったくて、でも面白かったです。

弟がキレて、強引な手段にでる部分は少々つらい感じもありましたが、別キャラ視点からのお話もあり、らぶらぶな後日談もありで、けっこう楽しんで読める作品だったのではと思います。

私的評価 ☆☆☆★
(結果的に判る素性がマンネリではあったけど、とりあえず面白かったので)


1999年12月1日(水)   くるみ割り

  パレット文庫   剛しいら:作  橋本正枝:絵

パレット文庫からの、剛しいら先生の新シリーズ。いやいやながらもバレエを習っている少年と、その少年を気に入って特訓する、天才バレエダンサーの青年とのお話です。

最初読んで、「はて、これはなんのギャグやら(^^;」と思ってしまいました。…マジメに書いたのかなあ?真面目なのなら、導入部あたりをもっと、分かりやすく、かつマジメに書いていただきたかったよーな気がしますね…(^^;ほんと、ギャグとしか思えなかった。何事もホドホドってのがいいなと思いますです(^^;)

私的評価 ☆☆★
(うーん、好きな作品とそうではないものとの落差が激しい(^^;)


1999年12月1日(水)   オレたちは運がいい!

   リーフノベルズ  高崎ともや:作  石原理:絵

「オレたちに気をつけろ!」の続編です。同じ世界観で、少しあとの話を描いています。とにかくアクションと大立ち回りとギャグとラブラブ(笑)が交互に出てくる(笑)盛りだくさんかつハイテンションなお話。

勇樹の兄(これがオカマしゃべりをするニューキャラクター(笑))が良い味だしております。他の登場人物に負けないアクの強いキャラで、だから余計にすごいことに…(笑)<お話>底辺にしきつめられた、とにかく笑える要素が、「タダのSFまがい」のお話から、一歩引き上げてる感じがします。話の筋をじっくりと進めるよりも、テンションの高さとテンポの良さをたっぷり楽しんでね。

私的評価 ☆☆☆☆☆
(とにかく笑わせてくれる、テンションの高い作品(^^)お気に入りの1つです)


1999年12月1日(水)   狼は花と散る

   シャレード文庫  佐藤ラカン:作  山田ユギ:絵

元ボクサーのトレーナーと、そのトレーナーに見いだされた才能ある若きボクサーとのお話。トレーナーの過去や、過去の男(笑)も出てきて、いろいろ盛りだくさんなお話です。

途中、誰の視点なのか、どういう流れなのかがよくわからない部分がありました(^^;)一定してないので、分かりにくかったみたい。それと、無理のある設定もちょっと読んでいてつらかったかなあ…。まっすぐ私に伝わってこないお話でした(^^;)

私的評価 ☆☆★
(ま、可もなく不可もなくって感じかな?)