1999年6月のレビュー


1999年06月29日(火)   瞳をそらさないで 〜デンジャラス・アイズ〜

   ルビー文庫  ゆらひかる:作  吹山りこ:絵

ファンタジーなお話は大得意♪なゆら先生の新シリーズ…ってシリーズ化なのかな、これ(^^;とっても奇抜で面白い作品でした(笑)あまりに恐い目をしていたり、色っぽい目をしていたりする兄弟、なんて(笑)なんだか某バ◯コランの眼力みたいや…(笑)

ちゃんと目を見てくれる相手を見つけて、ラブラブになれて良かったね(笑)最後のジャマする恋人の父も大人気なくて(笑)大好きです。続きは出ないのかな?この作品。


私的評価  ☆☆☆★
(吹山センセのイラストも可愛くって大好き♪)


1999年06月26日(土)   不完全で、完璧なキス

  ラピス文庫  佐々木禎子:作  鹿乃しうこ:絵

どこかでよんだことがあるような気がするんだけど…(^^;ゴミ収集所で人間を拾ってしまった(笑)受けくんのお話。これ、どこかで掲載されてたっけ?(^^;すごく覚えのある内容でした(^^;

なんだかなし崩しにラブラブになってしまうあたりがちょっと物足りなかったかなあとは思いますね。まあ、でもラピスだからいいのかな(^^; もう少し重厚な感じが好きなので…お互いの気持ちのやり取りとかのある…そういう意味で、自分の中では「もういいや」な作品でした(^^;ごめんなさい。

私的評価  ☆☆
(ふむ(^^;…やっぱり選んで買わないとダメね(^^;<私)


1999年06月26日(土)   AGAIN(せつなさを微笑みにかえて2)

  ラピス文庫  緒方志乃:作  緋色れーいち:絵

前巻ではまりまくって、以前桜桃書房からでていたハードカバーの本&同人誌を漁りまわってしまったリーマンもの作品の、続編です。これもハードカバーからの再録で、新たな書き下ろしや、大きな変更箇所はありませんが、やっぱりこういうの、いいなあ(^^)って思いました。

いろいろ紆余曲折をのりこえて、やっとラブラブ?(笑)な関係になるかなっ?…というあたりで「次回に続く」なのが残念!早くつぎが読みたいです。

私的評価  ☆☆☆☆★
(緋色センセの背広なイラストがかっこいい(T_T))


1999年06月26日(土)   王様な猫

  キャラ文庫  秋月こお:作  かすみ涼和:絵

秋月先生のキャラ文庫新シリーズ(?)猫モノです(笑)ただの猫ものではないところがさすが秋月先生♪…ネタバレになると面白くないので、どういう内容かは書きませんが、奇抜な発想と、美味しい展開は、やっぱり秋月先生ならではだなあと思いました。

ところで、これって続編ありなのかなあ?ちょっと気になってしまいます〜。ぜひぜひ新婚バージョンも読んでみたいなと思います。


私的評価  ☆☆☆★
(個人的に、受けくんが飼っているワンちゃんが可愛くて好き♪)


1999年06月26日(土)   微熱ウォーズ(愛情シェイク2)

  キャラ文庫  鹿住 槙:作  高群 保:絵

可愛い(笑)高校生のお話ですね。以前四角関係状態だった「愛情シェイク」の続編で、ラブラブになったはずの2人がどうもスレ違っていって、そこに横恋慕してる子の横やりが入るという(笑)…しかし、あんたら(主人公のカップル)会話なさ過ぎ!(笑)だから誤解が生まれるのよ〜、砂吐くぐらいに話しなさいって!(笑)…というのが正直な私の感想でした(^^;

でもキャラ的に一番好きなのは、主人公2人ではなく(爆)その横恋慕しちゃってる「一番の親友」の場所でいてやってくれる子が好きですね(笑)…私の趣味モロバレ?

私的評価  ☆☆☆★
(続編が読めて嬉しかったです〜。でも、ちょっとパターンが王道かも(^^;)


1999年06月26日(土)   子供の言い分(毎日晴天!3)

  キャラ文庫  菅野 彰:作  二宮悦巳:絵

めちゃくちゃ大好きなシリーズ「毎日晴天!」の3冊め。すっかり主役をくってしまっているお子さまカップルのお話です(^^)ここでもすすめてましたが、とうとうやってしまいましたね(笑)<お子さまたち>負けるなにーちゃんたち!(笑)

ただ、惰性でそうなるのではなくて、きちんと考えて、悩んで、苦しんで、その上で「寄り添いたい」と思った2人が、すごく素敵でした。…いやあ、青春だよなあ…。今発売中の「キャラセレクション」でも、今回収録してる2編の間の話が読めます。ちなみにつぎこそ(笑)はにーちゃんずが主役はるらしいので、これも楽しみにしています。

私的評価  ☆☆☆☆☆
(今月の1押し、2つめ(笑)大好きなシリーズだったので、すごく楽しく読みました。…実際面白いけど(爆)身近にあーいう家族は居てほしくはないが、面白いかもだ(笑))


1999年06月26日(土)   やすらぎのマーメイド(オープンセサミ3)

  キャラ文庫  真船るのあ:作  蓮川愛:絵

とうとうラスト(^^;多重人格障害だった俳優由貴と、マネージャーとのお話です。内にいるもう1人の人格(のこりの3人格は統合されたあとですので)とのやりとり、苦しみがすごくすごく、苦しかったです。どのような結末を迎えるのかと思っていたのですが、たしかにこれができ得る限りで最高のハッピーエンドだったのではと思います。

難しいテーマの作品でしたが、すごく楽しんで読んでいました。またぜひ、番外編とかで続いてもらえたら嬉しいなと思います。

…掲示板で書いたので御存じかとは思いますが、このシリーズがCDになるそうです。正直5つの人格をもつ由貴をどう演じるか、というのは非常に難しいし、それだけの演技力をもつ方がそうそういらっしゃるとは思えません。いい作品になればと、それだけは願っているのですが。

私的評価  ☆☆☆☆☆
(今月の1押しの3つめ(爆)今までのものから、通して読破してみて下さい。)


1999年06月19日(土)   ちゃれんじ 〜茶恋路〜

  ビブロスビーボーイノベルズ  生野稜:作 やまかみ梨由:絵


人気作「愛敬学院シリーズ」の番外編にあたるのかな?引っ込み思案で、長いものにたいする恐怖症を持っている受けくんと、ぶっきらぼうで喋らない(^^;茶園の息子(笑)である先輩とのお話。学院の中ではなく、卒業してから受けくんが先輩の実家へ行っておこった様々なできごとが中心に描かれています。

いつも思うのは、生野先生の作品は、テーマが重いなということ。なにかしらトラウマであったり、辛い気持ちであったり…そういうものを抱えていて、だからこそ優しくなれるし、相手を思いやることができるのだと言うのを教えてもらっている感じがします。今回も堪能いたしました。

私的評価  ☆☆☆☆★
(元気の出るお茶、私も飲んでちょっと頑張らないとだな(^^;)


1999年06月19日(土)   Pure Heart 〜engage ex

  ビブロスビーボーイノベルズ  ふゆの仁子:作  石田育絵:絵

人気シリーズ「engage」の短編集です。ラブラブな2カップルが堪能できます♪ひさしぶりに読んだけど、やっぱりいいなあ〜<engage
こういう、1本芯の通ったようなお話は、やっぱりいいなと思います。しっかり世界観があって…。

あともう1冊、engage関連でノベルズが出るようです。楽しみですよね♪いつのまにか吉田くんは結婚してるし!(笑)

私的評価 ☆☆☆☆
(しっかり読める、いい作品だなあと思います。…やっぱりいいものはいいのよね♪もっと続いてほしいです〜)


1999年06月19日(土)   sweet poison

  ビブロスビーボーイノベルズ  高坂結城:作  桑原祐子:絵

以前雑誌に掲載された先生と生徒のらぶらぶなお話(^^)押しの一手で(笑)先生をその気にさせてしまった生徒くんに拍手♪(笑)12は雑誌で掲載されたものですが、3は今回のノベルズ収録のために書き下ろしです。続きが読めて、嬉しかったです〜。

好きな相手の為にならなんでもできてしまう気持ち、そして相手を殺したいほどに愛する気持ち。恋愛したことのある人なら、ちょっとは判る感覚じゃないかなと思います。そこまでの狂おしいほどの気持ちを持てるのはいいな(^^)って思いませんか?

私的評価  ☆☆☆☆
(安心できる作品でした。…ところでNON STOPシリーズの続きはどうなったんでしょうね…待ってるんだけどな…)


1999年06月15日(火)   何度も君に恋をする

    リーフノベルズ   森本あき:作  葛井美鳥:絵

とっても可愛い森本あき先生の作品。リーフでは2冊目…かな?
苦学生状態になっているかっこいい男の子カーラくんと、超ボンボンな幼馴染みとのお話です(^^)とにかく、この幼馴染みくんが可愛いったら!(笑)一生懸命で、健気で(^^)ぼんやりしているわけでもないんですよね。…天然だけど(笑)

葛井先生のイラストがまた可愛くて、もうグリグリなで回したくなってしまいます。誤解を解いて、やっとお互いの気持ちを確かめあえた部分では、思わず「いいなあ〜」ともらい泣き状態になってしまっていました。

優しい気持ちが伝わる、すてきなお話(^^)すごく好きな作品です。


私的評価  ☆☆☆☆
(我ながら…(笑)こーいう可愛いのに弱いんだなあと痛感する今日このごろ(笑))


1999年06月15日(火)   ふたりで…しよ

   リーフノベルズ   香月宮子:作  桃季さえ:絵

うーん、なんだか読み終えた後「なにが言いたかったんだろう(^^;」と悩んでしまった1冊でした。お話は、高校の新任の先生と生徒のお話なのですが、この2人がそっくりで、紆余曲折を経てくっつく…らしいんだけど、自分の気持ちに気付く前からHはしてるし、なんだかなし崩しに恋愛になったみたいな感じで凄く不満が残りました(^^;……ほんと「なにが言いたいのか」が伝わってこなかった気がします。

ポップで楽しい作品ではあるけれども、内容は非常に物足りなかった(^^;…これはポルノ(笑)として読むべきなんでしょうか…。でもやっぱり、それぞれの登場人物の気持ちの動きは、ちゃんと書いてほしいなと、思います。

私的評価  ☆
(ははは(^^;…正直「買うんじゃなかった」と思ってます…誰か読んでみます?)


1999年06月15日(火)   スゥイート・サクセス

   リーフノベルズ  高尾理一:作  嵩田イリヤ:絵

ヴァリオノベルズから発売された「ソウルドライブ」の別キャラ編になります。実は、同人誌でずっと書かれていたもので、ついこないだ同人誌の方を読んだばかりでした(^^;

内容は競馬の騎手と、馬主とのお話。お互い素直じゃなくて突っ張ってたりするのですが、でもでも可愛いの!(笑)<受けの騎手くん
どんどん気持ちが動いていくのがとっても良くわかります。ぜひぜひ読んでみて欲しいです。「ソウルドライブ」は全く別個のお話(時節としてはこちらの方が先になりますね)なので、両方読むと2倍楽しめると思います。

私的評価  ☆☆☆☆
(こういうシリアスを含んでいてなおかつ可愛いお話は大好き♪また読みたいです)


1999年06月15日(火)   だまされたい

   花丸文庫   きたざわ尋子:作   赤坂RAM:絵

以前花丸文庫にて発売されていました、詐欺師のお話の続編…というか別カップルものになります。前のときは敵役だった詐欺師と、その弟にあたるちょっとのほほんな(笑)青年とのお話でした。

詐欺師な攻めの鬼畜っぷりがいいですねえ(笑)愛を語らっているように見えない愛の語らい!(笑)なかなか楽しめた作品でした。イラストも赤坂先生の絵が可愛くて凄く好き!私は正直きたざわ先生のお話は好きだけど、今までよく組んでおられたイラスト様の絵がダメで(^^;…それでどれだけ読まずにいたことか(^^;…こういう観点からみても(笑)今回は無条件で楽しめてよかったです。


私的評価  ☆☆☆
(こんなもんかな(^^)できたらもーちょっとラブラブでもいいかも(笑))


1999年06月15日(火)   シェフの楽しみ〜Chef's Special・2〜

  花丸文庫   檜原まり子:作  桜遼:絵

フランス料理店のシェフと、雑誌出版社の記者との恋愛のお話の第2弾です。紆余曲折(笑)いろいろな事件がおこる中で、絆を深めあっていく2人が描かれています。

正直言って、もうちょっと受けがしっかりしてほしいかなと…これは、もう1つの医者シリーズ(笑)でも同じなんですけどね、なんだかたよりなげ…というか、自信がなさげで(^^;……さすがにパターンが一緒ばっかりだと、飽きてきたかも、って思いました。

話のテンポは面白いです。またいろんな形のキャラを出してきてほしいなあと思います。


私的評価  ☆☆☆
(まあ、こんなもんかなあ…。面白いのは面白いですけど…)


1999年06月15日(火)   ブレッドウィナー

   花丸文庫   月村 奎:作   梧桐あさ:絵

ちいさなパン屋さんにすむ双児の子供を持つ(実の息子ではない(^^;)父と、その高校時代の同級生との恋愛のお話。ただ恋愛だけではなく、家庭の問題や、子育てのことなどをからめてあるので、読みごたえたっぷりです。

パンの焼き方の描写のあたりはおいしそーでおいしそーで(笑)思わずお腹がグーとなってしまいます(笑)…美味しいパン屋さんはないかしらん…(笑)

月村先生らしい、優しい文章でした。またいい作品が読めたら嬉しいな(^^)

私的評価  ☆☆☆★
(優しい気持ちになれる1冊です。ぜひどうぞ),


1999年06月15日(火)   サクラダの紋章

   花丸文庫   峰桐皇:作  神崎貴至:絵


新人のキャリア警察官くんと、その上司&同じ署の仲間たちとのお話。最初に「こういうやつがいるから見つけてこい」という依頼をされて、その人物をさがしながら、どんどん成長していく新人くんがケナゲで可愛いです(^^)

実際にHシーンはほとんどといってよいほどないし、最後の方になってやっと「だれがだれとカップルなのか」が判明する、って感じで、ボーイズラブらしからぬ雰囲気ですが、逆にその方が私としては好みです(笑)テンポがよくて、とっても楽しく読めた作品でした。これはぜひぜひぜひ続編を希望したいところですね。

私的評価  ☆☆☆☆★
(ひさしぶりの峰桐センセの作品、堪能しました(^^)皆様ぜひ読んでみてね)


1999年06月15日(火)   ネコより愛して〜キャットインフォーカス〜

   エクリプスノベルズ   水壬楓子:作  かすみ涼和:絵


水壬先生の初短編集。表題になっている「キャットインフォーカス」の他に、雑誌掲載されたもの1作と、キャットインフォーカスの続編を書き下ろししてあります。けっこうハードなものが多い水壬先生ですけど、これは可愛い作品ばかりです。とくにキャットインフォーカスで「猫と入れ代わってしまった受けくん」がめちゃめちゃいいですね(笑)…っちゅーか、もっと驚けよ(^^;<攻め

パターン的には王道を走っておられますが(笑)可愛くて楽しめる作品でした。
たまにはこういう可愛い方向も、楽しくていいです(^^)つぎの作品も、楽しみにしています。


私的評価  ☆☆☆★
(ああ、こういうのもいいなあ(笑)って思いました。楽しんで読めます♪)


1999年06月15日(火)   さよならを言う気もない

   エクリプスノベルズ   新田一実:作  富士山ひょう太:絵

クールなバーデンダーと、イマドキな(笑)高校生との、誤解が誤解を生んで大騒ぎになってしまった恋愛のお話。最初は惰性でお互いにわかりあえていないままつきあっていたのが、あるできごとを切っ掛けにして、理解を深め合っていく、という感じですね。

一見飄々としてそうなのに、実は心の中でパニクってたりするようなバーテンダーさんが私はめちゃめちゃ好きです♪絶対面白い!(笑)実は最後でリバーシブルになってしまうんですが(笑)これも納得できる話の展開で、全然違和感がありませんでした。

新田先生の作品は、長嶺先生シリーズ以外はあまり読んだことがなかったのですが、きっちりハマってるあたり、自分で笑えます(^^;

私的評価  ☆☆☆☆
(しっかりした話で、読みごたえがありました。クマな従兄弟さんも好きだな…(笑))


1999年06月12日(土)   空中庭園

  アイスノベルズ  佐藤ラカン:作  冬杜万智:絵


少女小説作家と、アイドル俳優とのラブラブなお話です。元々小説アイスかなにかに掲載されていたものに加筆してノベルズ化されました。ちょっと抜けてて頼りない作家と、人の気持ちに敏感なあまり気持ちを読んでしまえるというアイドルくんとの駆け引きが面白いです。…ただ、その「気持ちを読んでしまう」のが、ESPなのか、そうじゃないのか、イマイチよく判らなかったです(^^;

おきまりなパターンでラブラブでしたが(^^;回りのキャラクターがけっこう面白くて、いいなと思いました。

私的評価  ☆☆☆
(何度も読むほど熱狂的ではないけど、楽しく読めるのでは)


1999年06月11日(金)   緑の鼓動

  クリスタル文庫   月夜野亮:作  犬養陵一朗:絵

月夜野先生のひさしぶりの商業誌です♪御本人いわく2年ぶりぐらいかな?
もともと「Crear」に掲載されたものに書き下ろしを加えて、クリスタル文庫
で発売されたみたいです。…その辺紆余曲折があって大変だったのね(^^;

お話は、楠の精霊と、彫り師(彫刻です(^^;)の孫息子とのお話です。いつもの
月夜野先生節…というか、とにかく会話のテンポがよくて面白い!「精霊」らしからぬ精霊(笑)もすっごく好きですね(^^)

ちょっと幻想的、ちょっと笑えて、ちょっと泣ける(^^;すてきな作品でした。

私的評価  ☆☆☆☆
(うーん、ハッピーエンド…じゃないんだろうなあ…、でもこれが一番の終わり方だと思います)


1999年06月10日(木)   MISTERIOUS DAM! 骸谷殺人事件

   ディアプラス文庫   五百香ノエル:作  松本花:絵

ノエル先生本領発揮!(笑)な、コメディタッチの推理風のお話。主人公は
2人とも推理作家という…(笑)ある日どちらもがTVのドラマの原作をする
ことになり、骸谷で顔をあわせたことから、事件が始まります。

もうとにかく、受けも攻めもどっちもなんだか間が抜けてて(笑)そこが
すごく面白いです。最初に犯人に疑われて、警察につれていかれてしまう
TVディレクターがいるんですが、これがなんだか2人の気持ちを見すかして
いるような物言いをしてて、そのあたりも面白いことこのうえないです。

ラブラブなんだから、さっさとみとめなさいってばあんた達!(笑)と思わず
ハッパをかけてしまいたくなる1冊でした。

私的評価  ☆☆☆☆
(コメディタッチがすごく面白いです(^^)でも火サスよりは土曜ワイド劇場なのでは(笑)という話も)


1999年06月10日(木)   カーミングの独裁者 〜サンダー&ライトニング2〜

  ディアプラス文庫  松岡なつき:作 カトリーヌあやこ:絵

雑誌Dear+にて掲載された「カーミングの独裁者」に、書き下ろしがついて登場です(^^)近未来(?)の金星や火星を舞台にした、松岡先生らしい、独特の作品になっています。

カーミングというのは、刑務所の名前で、その刑務所を摘発するために、シンが潜入するんですよね。痛い目にもあわされるし、決してきれいなお話ではないんですが、すごく面白くてワクワクして読みました。

書き下ろしのちょっとらぶらぶもーど(笑)もすごくいいです(^^)またぜひぜひ続編が読みたいです♪

私的評価 ☆☆☆☆★
(ワクワク度100%!かっこいいぞぅ〜!<シン)


1999年06月10日(木)   Heavenly City

  GUSTコミックス   ふさみちたく:絵

とっても可愛い小児科の研修医と、両腕で6億の保険をかけられているぐらい、執刀させるとピカイチな心臓外科医とのお話。今もGUSTにて連載中ですが、とっても可愛いお話で、すごく好きです。

やたら自信満々な(笑)外科医先生最高(笑)いっつも逆手に取られていぢめられながらも、ちゃんと気持ちは相手をフォローしている、研修医くんも健気で素敵(笑)

ぜひぜひ読んで見て下さい。可愛いんですよぉ〜♪


私的評価  ☆☆☆☆
(ラブリーなお話。GUST連載時から凄く好きでしたから、嬉しい!)


1999年06月10日(木)   High School Candy

   ラキアノベルズ   五百香ノエル:作  登呂けん子:絵

以前小説ラキアにて掲載された表題作と、書き下ろしの別のカップルの話が収録されています。とにかくはちゃめちゃで明るくて、楽しいお話で、アンソロジー掲載時からすごく好きだったので、改めてノベルズで読めてすごく嬉しいです(^^)

このノベルズに共通なのは「みんなどこか間が抜けてる」かも(笑)そこが可愛かったり、面白かったりするんですけど。まさにノエル先生らしい、本だったなと思います。

先生は「もう学園ものは無理」とおっしゃってますが(^^;私はすごく好きですよ?<学園もの また読みたいなと思いました。

私的評価 ☆☆☆★
(発想の突飛さでは五百香センセにかなう人はなかなかいないかも)


1999年06月10日(木)   オイシー関係

   ラキアノベルズ  青池周:作  楠本こすり:絵

うーん、1言で言うならば、「ポルノまがい」(爆)かなあ(笑)
とにかくHシーンが満載。描写も凄いです(^^;「ハード」な訳じゃなくて、ただただH(笑)時々「なんじゃこら?」(笑)と大笑いしてしまうような部分もありますけど。読み終えて「…一体これは……なに?(笑)」と苦笑してしまう作品でした。

面白くないわけでも、読めなかったわけでもないんですけどね(^^;
なんと言ってイイやら。感想に困る作品でした…(^^;

私的評価 ☆
(うーん、好き嫌いとかじゃなくて、感想が書けなかった(^^;)


1999年06月9日(水)   流星の日々

   ショコラノベルズ   麻生雪奈:作  南野ましろ;絵

少し年の離れた従兄弟同士のお話です。小さい頃体が弱かった受けくんと
それを慰めるために、ガーデニングにハマって、仕事にまでしてしまった
攻めとの、切ない気持ちのやり取りが、すごくすごく胸に来ました。

2人ともが心に葛藤を抱いていて、だからこそ惹かれあい、運命に逆らおう
として、じたばたもがいている…そんな感じかなあ。ましろ先生の、すこし
思いつめたような表情のイラストが最高によかったです。

ただ、元気のない時に読むと、最後まで読むのに、しんどいかも(^^;
…これは私が必ず主人公に同調して読むからなのでしょうけど(^^;


私的評価  ☆☆☆☆
(やさしい、柔らかい文章です。元気なときに、ゆったりした気持ちで読んでね)


1999年06月9日(水)   きらい

   ショコラノベルズ   上領彩:作  都築せつり:絵

教育実習を受けるために従兄弟の家に下宿した受けと、その家の子供で
高校生の攻めとのお話です。最初、「別にある話の、番外編」かと思って
いたのですが、どうやら思い違いだったみたい(^^;

最初からぶっきらぼうだったり、全然意志の疎通ができてないんだけど
でも随所でお互いがお互いに惹かれあっているのが垣間見えて、それが
いいなと思いました。

ただ、ちょっと読み下しにくかったのは、多分完全に受け側からしか
書かれてないからかも。攻め側の心情が伝わってこなくて、一緒に混乱
してしまってたかなあ…(^^;…でも最後はらぶらぶ〜でした(笑)

私的評価  ☆☆★
(インパクトのあるタイトルですよね。もちろんテーマみたいにもなってます。)  


1999年06月9日(水)   アイ・ラブ(ハート)コンプレックス

    ショコラノベルズ   夏木ひまわり:作  徳川綾子:絵

以前小説ショコラにて掲載された、赤面症の弁護士と、ドケチでお金が
恋人(笑)な大学生とのどたばた恋愛コメディ。書き下ろしの続編がついて
大団円になっております(笑)

とにかく「預金通帳を見てイッてしまってる」という発想に大笑いし、
なんだか間が抜けたような2人に大笑いしました。実際にいたらすごく
イヤかもしれないけど、でも見ててあきないんでしょうねえ、この2人。
周りの人間も面白かったですね!こんなやついねえよ(^^;って(笑)

ただ、1つ。カウンセラー(心理療法士)も、当然のごとく「守秘義務」は
あります。これが守られないのでは、カウンセリングなど本末転倒ですので
読んで誤解なきよう(^^;ひっかかったのはここだけでした(^^;あんないい加減
なスクールカウンセラーは、即止めさせられますよ…現実に居たら。

私的評価 ☆☆☆★
(大笑いした本でした。あまり考えたくないなあ〜ってときにお薦め)


1999年06月5日(土)   銀の闇迷宮  D・ウォーカー 2

   ビブロス ゼロコミックス   如月弘鷹:絵/ゆらひかる:原作

待ちかねていました(^^)如月先生のコミックス3冊め(^^)ファンタジーなお話ですね(^^)主人公の女の子(なつみちゃん)がすっごく可愛い!相手の男の子(竜都)も、かっこいいです〜。ちょうどバレンタインの時期のお話が、収録されていて、ツボにはまりまくりました(爆)

とにかく線の美しさと、情感のある表情にくらくらしてしまった1冊(^^)ぜひぜひ如月先生のすばらしい絵を楽しんで下さい(^^)

私的評価 ☆☆☆☆☆
(大好きな方の絵を堪能できて私は幸せ…(#^_^#)それだけでもう満足♪なのです)


1999年06月1日(火)   きっと僕らは恋をする

   リーフノベルズ  冬城蒼生:作  起家一子:絵

実は以前パレット文庫にて発売されていたキャラの後日談のお話。パレットに
載っていた方は、お隣のお兄さんを好きになる小学生のお話だったのだけど、
これは、その小学生が、お兄さんとの決別を経て、親友とラブラブになるまで
のお話です。

個人的に、前の話で「お兄さんとくっついてくれぇ〜」って思ってたので、この展開が意外でもあるし、ちょっと寂しい気もしました。前作同様、キララノベルズでのシリーズに登場している「阿部&野中」コンビも登場。楽しく読めました。

私的評価 ☆☆☆
(好きなシリーズだったので(^^)もし、私が期待していた展開だったらもっとよかったかもです(^^;<評価)


1999年06月1日(火)   真夏の冒険

   ラキアノベルズ    由比まき:作   滝りんが;絵

チョロQ的に元気な新聞部の受けくんと、人当たりがいい生徒会長の攻めくん
とのお話。ふるい学校にありがちな寮の七不思議を解明するために、怖がりな
受けくんが、お盆休みで締め切った寮に忍び込むのが話のはじまり。
流れとしては、王道かつ、由比先生お得意なパターンですが、チョロQな受け
くんが、可愛いです(^^)

主人公カップルだけでなく、その親友同士の話も少しだけ絡んできます。私は
実はそっちのカップルの方が好きだったりしてね(^^ゞ


私的評価 ☆☆☆
(まあ、こんなもんでしょう(^^; )


1999年06月1日(火)   サブウェイ 〜鬼退治屋シリーズ〜

   シャレード文庫  藤村裕香:作  七海椋:絵

なんとなく手に取って読んだのですが、読みすすめていくうちになんだか違和感を感じてきて、素直に内容を読み下せませんでした(^^;なぜか…というと、主人公はともかくとして、相手役が「零一郎」でニックネームが「れーいち」、その双子の兄弟(姉か妹かは不明)が緋色なんですよね。
…………この人、緋色センセのファンなのかしら?それとも御友人?いくら同じネーミングにしたっていいけど、なんで「れーいち」ってわざわざ長音使うのかな?

話の本筋以前に、「これっていったいなに?」的なものがあると、こんなに興をそぐものなのだと、初めて知りました(^^;だって、名前になんら必然性はないんですよね…なんでこの名前でないとだめだったんだろう?不思議だ。
もし他の名前だったら、もっと楽しく読めていた気がして、残念です。

私的評価 ☆☆
(話の筋は面白かったと思います。でも、こういうのは違う気がする…)


1999年06月1日(火)   イノセント・スカイ

   シャレード文庫  こたにみや;作  よしながふみ:絵

こたに先生の久しぶりの「Boy's Love」です。挫折を味わった男の子と
その子に唯一かまってくる男の子とのお話。挫折感から、素直な思いを
抱けずにいて、そのあまり傷つけてしまったり…読んでいて、とっても
切ない本でした。
2人の心の動きが判るからこその切なさ。こたに先生ならではの1冊かも。
よしなが先生のイラストも素敵です。とってもぴったり!


私的評価 ☆☆☆★
(こたにセンセのお話も、感情移入しやすくてとっても好きです)


1999年06月1日(火)   銀の月船(ふね) 星の川

   小学館パレット文庫  足立和葉:作 なるしまゆり:絵

これは厳密には、Boy's Loveではないかもしれませんね。そういう気持ちの行き来がテーマではないので。古代日本…まだ聖徳太子が出てくる前の時代の話かな?ま、その前後のあたりが舞台になっています。実在したかはともかく、実際に日本書紀とかで名前が上がっている皇子がモデル。ハッピーエンドでないあたりが、読んでいて、すごく胸に来ました。人の狂気が運命を動かすこともあるんだなあって(^^;)…うまく言えませんが。なるしま先生のちょっと幻想的な感じのイラストもすごくいいです。

私的評価 ☆☆☆☆
(こういう運命的な絆を描くお話は、凄く好きです(^^))


1999年06月1日(火)   夢の天球儀 〜虹の入江シリーズ5〜

  小学館パレット文庫  染井吉乃:作  如月弘鷹:絵


大好き!な作品の第5弾!今回は先生御本人をして「こんなに離れている主人公たちを書いたのは1冊め以来」といわしめた本(笑)
確かに、身体の距離は離れていたけど、不安な要素もたくさんあるけど、でも「絶対大丈夫!」というすごい安心感を持って読めた1冊でした。このシリーズで泣かなかったのは初めて(笑)

この本のあとがきに、うちのHPの企画ページの元になった「このシリーズはあと2冊」という予定が明記されてます(T_T)
勿体ない!と思う方はぜひぜひ、企画ページへどうぞ。もちろん先生御自身のHPの、ネタバレ掲示板へもカキコしましょう!(^-^)v

私的評価  ☆☆☆☆☆
(やっぱり染井先生の本は、私の心のよりどころです(^^))


1999年06月1日(火)   ハートにタッチ

   リーフノベルズ  ゆうきみもざ:作 こでまり蓮華:絵

有名作家の「覆面PN」デビュー作です(笑)イラストの方も、PNを変えられてるのですが、見れば一目瞭然(爆)作家先生の方も、作風が一緒だし、イニシャル一緒だし(大笑)一発で判りました。

内容は、「いつもと同じ」甘々なストーリーですね。占いの館でのお話。綺麗だけどちょっと気弱で、いつも受けくんをまもる美人の攻めがかっこいいです(^^)受けくんはやんちゃで向こう見ず。まあパターンにはまってるけど、面白かったです。

私的評価 ☆☆☆
(わざわざ名前を変えなくても、なんだか一緒だったような…)


1999年06月1日(火)   ネットワークで恋をして

   リーフノベルズ   水上ルイ:作  杜山まこ:絵

「デジタルな誘惑」の続編にあたります。主人公は腕利きなクラッカーの高校生と、行きつけのインターネットカフェのマスター(実はすっごい腕利きのパソコン使い(笑))とのお話です。なんとなく「スーパーコンピューター」だとか、「演算速度が」とか、普通のパソコンをかじってる人間にとっては少々過大表現ぽく見えてしまうのですが、それはまあ御愛嬌ということで(笑)

前作のカップルが超らぶらぶもーどで出てきたのも凄く嬉しかったです。また読みたいなあ…

私的評価 ☆☆☆★
(好きなシリーズなので、読めて嬉しかったです。)