1999年9月のレビュー


1999年09月30日(木)   風の住む扉

勁文社ノベルズ  小沢淳:作 日下孝秋:絵

おもいっきりイラストで買ってしまった作品。…ボーイズラブというよりは、幽霊モノ(笑)っぽいです(^^;幼馴染みたちで集まって、降霊会をしようとして、起こる事件を描いています。……正直なにがなんだか、人物相関が良く判らん(^^;
…もひとつ云うなら、イラストでも判別がつかん……(^^;A

…忙しい時に流し読みして、そのあと読み返していないので、そう思うのかなとは思わないでもないですが、とにかく「読みにくい」です(^^;…イラストも似たようなキャラばかりで、見た目で判らなくて混乱します…(^^;…イラストさん、絵はけっこう好きなんだけど、ちょっと仕事しすぎだよ…(^^;絵が荒れてるよ…(^^;A(夏からこっち、商業誌のイラスト&マンガのお仕事、いっぱい出てますよねえ、この方(^^;)

私的評価 ☆☆
(読み返せば上がるかもですが……読む元気、ないです(^^;)


1999年09月30日(木)   アンダンテ

    松文社    竹森美香:絵

小説アイスにて掲載されていた、野球少年な中学生たちのお話と、戦争のころにおじいちゃんが経験した、淡い恋のお話、そして、音楽の先生と、家庭的に恵まれていない男の子の、苦しいシリアスなお話が収録されています。
アイスに掲載されたものの、その後全くコミックスにならず、今は子育てのためほとんどイラストやマンガに手をつけておられないようで(^^;大好きな方なのに残念だなあと思っていた矢先のコミックスでしたので、すごく嬉しいです。

ギャグの3等身なのも可愛いし、シリアスな絵もカッコイイので、私はすごく、好きなんです。情感のある表情が、凄く素敵!ぜひぜひ見て、好きになって下さいね(^^)

私的評価 ☆☆☆☆☆
(突然見つけた大好きな作家さんの本……一押しにならないわけがないよね)


1999年09月30日(木)   大好き大嫌い

   花音コミックス   甘野有記;絵

小説のイラストをよく書かれている甘野先生。どんどん名前が変わっていく(笑)ので戸惑います〜(前は有姫さんでした)全部花音の作品ではないはずなんですけどね。でも表題作は読んでました、雑誌で。…ウーパールーパーにお腹を抱えて大爆笑した覚えが……(^^;…え?なにがウーパーくんだったって?…それは、ここでは言えませんので、買って読んでみて下さい(笑)

時々ギャグで、時々シリアスで、可愛くて切ないマンガたちです。いちおう読み切りの短編が数本収録されていますので、気軽に手に取って楽しめるのでは?

私的評価 ☆☆☆☆
(可愛くて、すごく好きなお話が読めて、ただいまほくほくしております(笑))


1999年09月30日(木)   すれちがいの純情

   ルビー文庫    春原いずみ:作   氷栗優:絵

春原先生、ルビーでの初文庫です。お馴染み医療モノですが、今回は医者同志ではなく、研修医(またの名を下僕(爆))と、ベテランの放射線技師とのお話です。ただ、恋愛もの、というよりも「医者としてどうあるべきか」を、考えされられてしまった作品(^^;(笑)…これは、身内に医者がいるからでしょうか(^^;

昔から、わりと医者って特権意識をもっているヒトが多いんですよね。ほんとに。それにぐさりとメスを入れた感じ。…医者でも万能のヒトはいないです。いくら手を尽くしても消えてしまうときには、もうどうしようもないないのが人の命。医者がいても、役に立たないことなんか、いくらでもありますから…。

それだけに、すごく重い言葉をもらった気がしました。今回のシチュエーションは、医師と放射線技師ですけど、これは、立場を変えても、いろんな場面で考えられることかもしれないなあ、と思います。

私的評価 ☆☆☆☆☆
(心に響く言葉がたくさん。…うん、がんばらないとね(^^))


1999年09月30日(木)   慕情恋情 大正青夢譚

   ルビー文庫   秋月こお:作  波津彬子:絵

秋月先生の新刊は、以前に角川書店から出版された「銀月と云ふ男」の続編になります。大正時代の文学畑に関係する人々を描いた作品で、主人公は兵庫から、上京してきた「小太郎」という男の子。銀月とは、皇室の血を引く由緒正しい(笑)青年です。…このヒトの話は、ぜひ「銀月と云ふ男」で予習してください。…多分そうしとかないと判らないと思う…(^^;

銀月と小太郎を取り巻くヒトたちが、優しくて、いいなあって思います。秋月先生のすごいところは、どんな題材…私達の身近にはないようなものでも、これだけ「読ませる」作品を作ることだと思います。御本人も相当ノリノリで書かれた感じです。…ぜひ続編を!楽しみにしています。

私的評価 ☆☆☆☆☆
(前作を知っているだけに、余計にのめり込みました。…あの2人どうなるの?絶対絶対、続編が読みたいです。)


1999年09月30日(木)   恋するPURE BOY

   オヴィスノベルズ   大槻はぢめ:作  起家一子:絵

大槻先生の新刊。ちょっとおっとりのんびり純粋な男の子と、その子が不良に絡まれている所を助けた、三白眼の不良風な先輩とのお話です。…なにがツボって脇キャラの、男の子のおねーさんと、先輩の同級生のちょっと軟派風にーちゃん(笑)でした。

…いやあ、これ、けっこう面白かった(^^)最後が屋上で………ってのはちょっとやり過ぎかなとは思うけど、途中の受の暴走さと(笑)ぶっきらぼうな先輩、それに起家センセの三白眼が、最高でした(大笑)

私的評価 ☆☆☆☆
(こういうハイテンションさは、すごく好き(^^)もっと読みたいです〜)


1999年09月28日(火)   BEAT

   ヴァリオノベルズ   らんどう涼:作  なぞのえむ:絵

いわゆる、バンドもののお話。ある有名バンドのメンバーの子供の子と、その親友(親友は自分でバンドを持っている)のお話です。なんというか…きらびやかな世界っちゅーか…(^^;A いや、わりと面白かったんですけどね…。

この作家さんは、以前に読んだ本が、なんだか物足りなかったんですけど、この本はけっこう面白いなと思って読みました。…まあ、ちょっと御都合主義というか、展開がとんとん拍子にいきすぎて、嘘っぽくはありますが(^^;

娯楽としては、まあまあレベル高いと思います。なぞのセンセのイラストも、可愛いしかっこいい♪

私的評価 ☆☆☆
(こんな感じでしょうか?)


1999年09月26日(日)   僕らは恋をするカタチ

   ラピス文庫  佐々木禎子:作   桜城やや:絵

父子家庭に「家政夫」として住み込みで働くことになった、強引な美人のおにーさん(笑)と、いろいろとお世話されちゃう(^^;男の子とのお話です。
…うーん、なんというか…この方の作品っていつも思うのが「どこかで読んだよーな…(^^;A」なんですよね。それだけわりと良くあるパターンなのかな。

Hって、必然性がある程度はないと、ヘンだと思うんですよね。まあ、最低限の必然性はあるのかもだけど、なんだか読んでいて御都合主義な部分があるのは、否めませんでしたね…。

私的評価 ☆☆
(うーん、キツイけど(^^;…でも、あまり面白いと思えなかったんだもの)


1999年09月26日(日)   キミの呼ぶ声

   ラピス文庫   堀川むつみ:作  南部めい子:絵

離れてしまった大好きな幼馴染みと再会して、恋愛するお話。少女マンガちっくな、典型的なラブストーリーですね。心理的な部分を主に書かれているので、ちっともHくさくもないし、強引なシーンもほとんどないしで、読んでいてなんだか和んでしまいました(笑)…いいなあ、たまにはこういうのも。

優しい気持ちで読める本だと思います。今、いろんなシチュエーション、いろんなジャンル(^^;の話があるけれど、こういう「基本なラブストーリー」も、やっぱり大切にしてほしいなと、読者の立場から、痛感いたしました。久しぶりに、甘々〜な普通のラブストーリーが読めて楽しかったです♪

私的評価 ☆☆☆★
(堀川先生の作品も、久しぶりかも〜。可愛いですよね♪)


1999年09月26日(日)   ナルシス同盟

   ラピス文庫   日向唯稀:作  ほたか乱:絵

エレベーター落下事故によって、心だけが入れ代わってしまった同級生同士の2人を描いたお話。…いやあ、突飛な発想と、意外っちゃー意外な展開で(笑)読み切ってしまいましたねえ……(^^;

また新たに入れ代わるまでは、相手が自分の体なわけで、「なるほど、ナルシスっていうのはそこからくるのね」と納得。しかし……Hする度に入れ代わってたんじゃ、こいつら大変だろう(^^;(^^;(^^;くくく(笑)必ず最後にイタイ思いをするのが攻になる(つきつめて考えるとそうなるんだよね(^^;)というのも、面白い(笑)早く、痛みを感じなくなるといいね(笑)

前のみょーに体育会系なお話からくらべると、普通で、面白かったです。が、所詮ラピス(笑)Hばっかり(?)なのが勿体ないよな…(^^;

私的評価 ☆☆★
(ほたか先生のイラストも、「パニックぶり」が分って面白いです)


1999年09月25日(土)   泣かせてみたい 6

   キャラ文庫   川原つばさ:作  禾田みちる:絵

川原センセの長篇(笑)小説、ホテルのコンシェルジェのお話ですが、なんと、ここで一旦一区切り、なのだそうです。…しかし、なんにも解決しとらん…(^^;貴奨は誰を好きで、健や江端さんはどうなって……っていうのは、また次になるんですよね…(^^;…うわーん、中途半端でやだよぅ〜(T_T)

…6冊もの冊数を重ねてなお、なんにも解決してなくて、全部続くのは、あまりに酷だと思います〜(T_T)……もともと長編の多い方なんですけど…、私は相当いらち(せっかち)なものですから(^^;……た、たえられないかも……(T_T)

慎吾は可愛いし、貴奨はかっこいいけど………お願い、なるべく早く、完結して欲しいです(T_T)シクシク

私的評価 ☆☆☆
(後書きの「一区切り」に思わずこんな↑支離滅裂な文章になってしまいました(^^; 川原先生をお好きな方、誤解なきよう(^^;私も好きです(^^;)


1999年09月25日(土)   恋愛発展途上

   キャラ文庫   火崎 勇:作  蓮川 愛:絵

キャラセレクション…いや、キャラだったかな?…すいません、どっちか度忘れしちゃいましたが(^^;雑誌掲載されたものに、書き下ろしがついて文庫化されました。犬の美容師(笑)トリマーの青年と、昔顔をあわせたことのある、不愛想なポルノ小説家(^^;とのお話です。

いやあ、犬が沢山(大笑)…一ダースもいるんですよね〜。その犬が可愛くて…(蓮川さんの動物イラストって、なんであんなに可愛いんだろう)読んでいても思わず目移りしてました(笑)いや、お話も面白いんですけどね(^^;ほら、前にも読んでたりするしね…(^^;

火崎先生の作品のなかでは、テーマもさほど重くなく、さらっと読めるのではないかと思います。続編書き下ろしの、一歩間違えればストーカーなにーちゃんがちょっと私は苦手(^^;…押しが強いのはだめなのです〜(^^;…いや、いわば敵役なんで、なんの問題もないですが(笑)

私的評価 ☆☆☆★
(やっぱり動物モノは、可愛くて読んでしまいますねえ〜。…読む観点が違うと横から突っ込まれてしまいそうですけど(^^;)


1999年09月25日(土)   GENE<ゲーン> 〜天使は裂かれる〜

   キャラ文庫   五百香ノエル:作  金ひかる:絵

五百香先生の新シリーズ。異世界モノで、両性具有な子が主人公です。一見とっても難しいはずなんだけど、これだけドラマティックな世界を紡ぎあげる五百香先生は、やっぱり凄いなあと思います。さすがですね♪
ちなみに、私、異世界の説明のあたりで、「…FF?」とか思っちゃった(笑)いや、全然違うんですけど〜(^^;……私の足りない頭じゃそのくらいしか思い付かなかったんですぅ〜、ごめんなさい(笑)

主人公は十人並みの容姿をした、イリという男の子(正確には男の子ではないのかな?(^^;)自分の運命に翻弄されながら、どんどん、アヤしく色っぽくなっていくあたりが、めちゃめちゃ美味しいです(笑)周りを取り巻くいい男たちも、かっこいいわ、優しいわ、色気はあるわ、でもちょっと情けないわ(笑)で、とにかく、キャラクターが、とっても魅力的でした。金センセのイラストも、すごく似合ってて素敵!

実は、これ、1巻で導入部分だけ、なのだそうです(^^;…でも、導入部だけ、とは思えない程の読みごたえがありました。今後、どう続いていくのか、イリの運命はどうなるのか、楽しみです(^^)

私的評価 ☆☆☆☆☆
(一気に読んでしまいました〜(^^;…そして続きが気になってます(自爆))


1999年09月20日(月)   優しく、して

   エクリプスロマンス   水壬楓子:作  天野かおる:絵

小説エクリプスに掲載された、外科医と歯科医のラブラブなお話2作品と、その続編の書き下ろしの合計3編が収録されています。雑誌掲載時から、可愛くて、面白くて、大好きなシリーズでしたので、続編つきでノベルズ化されて、すっごく嬉しいです!ああうっとり♪(笑)

ちょっと意地っ張りで気が強い、でも実は攻にベタボレ(笑)な受が、一途で、まるで大型犬のようにまとわりつき、はしゃぎまくる攻にふりまわされるのが、めちゃめちゃ面白いです(笑)けっこう意地をはってるけど、なーんだ、結局公士じゃないとダメなんじゃない(笑)って思っちゃいますね、読んでると。この2人のラブラブっぷりは一体どこまでいくんだろう。続編が出ないかなあ〜、とちょっと期待していたりする私でした。

私的評価 ☆☆☆☆☆
(いや、すっごい好きなんですって、これ。…一度ハマってみてください(笑))


1999年09月20日(月)   堕天使に微笑みを

   エクリプスロマンス   魔鬼砂夜花:作  夢花李:絵

バンドのボーカリストの親友で、バンドのボディーガードがわりになっている、ごつい(笑)男の子と、ライバルバンドのリーダーの元恋人で、誰にでも体を開く(自爆)と言われているイケイケな男の子とのお話です。……ってなんかこう書くと、全然ベツモノになっちゃうなあ(^^;もっと可愛い(?)お話なんですけどね…(^^;(^^;ごめんなさい、文章ヘタで。

自分に自信がないあまりに、遠慮しすぎたり、ドツボにはまったりする受が、そりゃもう、可愛いです♪…ふっ、猫可愛がりしたくなる攻の気持ちも判るぞ…。しかし、攻も受も、同い年(高校生!)のくせに、攻がやたらおやぢくさいのが笑えます。面白かった〜(^^)ぜひ、読んでみて下さい♪

…そういえば、前も水壬センセと魔鬼センセで同時にノベルズでたなあ…。「ディアレスト・ジュエル」と「White Letter」で、どちらも初ノベルズだったんじゃなかったかな。…ええ、おかげさまでお2人ともにハマりました(爆)

私的評価 ☆☆☆☆★
(可愛くて、かっこよくて、いいなあ、こういうの。私大好きです(^^))


1999年09月17日(金)   LADYBOY GENTLEBOY

    花丸コミックス   吹山りこ:絵

買うつもりなかったけど、「読むものがない」と思わず手にとった1冊(笑)りこ先生好きだから、こういう切っ掛けでも、購入して良かったと思ってます(笑)…最近小説ばっかりでマンガが少ないからなあ…。

とにかく受な兄弟が面白いです!天然ボケっちゅーか(^^;オバカっちゅーか(笑)それがいやみではなくて、可愛い♪りこ先生の線の細さがぴったりです。表題作が3話ぐらいと、他にいろんな雑誌やアンソロジーで書かれた作品を全部まとめた短編集扱いになってます。最後に載ってる「ラブラブに見える親友同士」の話は、リアルタイムで読んでました…可愛かった(*^o^*)

私的評価 ☆☆☆☆
(可愛いりりかるな感じが好きな方には、お薦めかと。)


1999年09月16日(木)   ミッドナイト ラブ フライング

   ビーボーイノベルズ   ふゆの仁子:作  花咲桜子:絵

ノベルズ「キッスランディング」の続編にあたります。全編書き下ろしの作品。某大手航空会社に勤める国際線パイロットと、副操縦士とのお話です。前作が面白かったので、これも楽しみにしていました。半分別キャラの話が入ってると思い込んでいたのですが、読んでみたら全部書き下ろしの新しい話で、なんだか得をした気分です(笑)

思い悩み、どんどんドツボにはまっていく受が、可哀相で、可愛くて(笑)いいなあ〜と思いました。…でも、君たち恥ずかしくないんかい(自爆)とも思いますが(笑)こないだも「…こ、こんな機長が操縦するジャンボには乗りたくない…」と思いましたが、今度も思わずそう思ってしまった…(笑)

私的評価 ☆☆☆☆★
(テンポがいいですよね。受が悩むシーンは読んでいて苦しいぐらいでしたが、あとの展開が面白かったのでオッケー(笑))


1999年09月16日(木)   WEED

   ビーボーイノベルズ   木原音瀬:作  金ひかる:絵

小説b-BOYで連載されていた、3部作の第1作目です。傍若無人な心臓外科医と、愛する対象を失ってしまった男とのお話。木原先生には珍しく(笑)ラブラブなハッピーエンドの作品になっています。…いや、途中やっぱり辛かったり苦しかったりするシーンはもちろんあるんですが……(木原節(笑))でも、これは文句なしハッピーエンドだと思う。そう言う意味では、「辛いのがイヤ」な人でも読めるんじゃないかなあ。

…これより、他の2作品の方が、つらいし、苦しいです(T_T)…あれもノベルズになるのかなあ?…ちょっとずつ、登場人物がリンクしているので、もしノベルズになったら、あわせて読むと「へえ、この人、こんなことがあったんだ」と、思えて面白いかもしれません。

私的評価 ☆☆☆☆☆
(うーん、好き嫌いはあると思うけど…、私この話はスゴク好きです)


1999年09月16日(木)   ラスト・シャンパン

   ビーボーイノベルズ   高橋英里花:作  桃山恵:絵

小説BEaSTに掲載された、プロ野球選手と、その高校時代のチームメイトで税理士の青年とのお話。「執着」が隠されたテーマかも(笑)と思うぐらいに、表題作も、書き下ろしの別キャラのお話も、攻が受に執着を持ってます。

前のノベルズは思いっきりハードだったので、この本はまだソフトな方かな?あまりに強引で傍若無人な攻は、ちょっと好みではないけど(^^;わりと面白かったかなあと思います。どちらかというと、書き下ろしの方が好みですが(笑)

私的評価 ☆☆★
(こんなもんかなあ(^^;…ほんとなら中古待ちかもとは思います)


1999年09月16日(木)   今夜もフル開店

   オーロラノベルズ   藤原りん:作  松崎司:絵

オークラ出版から新創刊のノベルズです。同じくコズミックインターナショナルで何冊かノベルズ出されてる方ですね。…ほんと救済措置みたい(^^;(^^;

コンビニでバイトをしている一人暮らしの高校生と、ごくふつうのサラリーマンとのお話………ですが、めっちゃくちゃ「ポルノちっく」です(^^;(^^;ははは。それぞれ、1章ごとに視点が変わるんですが、どっちも考えてる事は大して変わりません(笑)最初に「好き」という気持ちはもちろんお互いにありますが、どーも変態っぽくて、こういうのがダメな人は、やめといた方がいいかも(笑)だって思いっきり道具つかってるしな(爆)

まあ、こういうのが好きな方もおられるのでしょうけど…私はダメでした(^^;

私的評価 ☆★
(あはは(^^;久しぶりにハードなの読んだなあ(^^;(^^;)


1999年09月16日(木)   愛人

   オーロラノベルズ   三季貴夜:作  麻生なつき:絵

オークラ出版から新創刊のノベルズです。装丁もめっちゃアダルト(笑)内容もアダルト(^^;なノベルズですが…(笑)ラインナップがすべて「コズミックインターナショナル」でノベルズ出されてた方なので、「救済?(^^;」って思ってしまいました(コズミックインターナショナルは、倒産して、作家さんたちに稿料や原稿等の支払、返却がなく、大騒ぎになった会社です(^^;)

家庭的にめぐまれなくて、「寒い(寂しい)」と援助交際をする高校生と、アンティークドールを作る、生活能力ゼロな(^^;青年とのお話です。…最後のあたりで意外なつながりが発覚しますが、それがなかなかアクセントになっていて、面白いなと思いました。…しかし、お道具モノっぽいのはやはりアダルトがテーマ(爆)だからでしょうか(^^;(^^;ははは…。そんなにハードじゃなくってもいいよ…(^^;

私的評価 ☆☆☆
(これまた意外性の勝利(笑)こういうつながりがあるとは思ってませんでした)


1999年09月15日(水)   樹雨にぬれても

   リーフノベルズ   由比まき:作   大和名瀬:絵

由比先生お得意(?)の日本舞踊モノです(笑)家元の孫とその世話役、そして家元の座を狙おうとする野心を持った青年とのいわば三角関係なお話。ラピス文庫の「紫」シリーズとは、まったく別のシリーズになります。

いやあ、最後までよんで、「最初考えてたカップリングとまったく別のカップルになってた」のにはめちゃめちゃ驚きました(^^;……そうくっつくとは(^^;(^^;
意外性の勝利ですね(笑)…でも私は自分が想像してたカップルの方が好きですけどね…(^^;(気になるヒトは、どうくっついたのか読んでみましょう(笑))

私的評価 ☆☆☆★
(いや、ほんとに意外でした…(まだ言ってる(笑)))


1999年09月15日(水)   ちいさくたってデキるのっ!

   リーフノベルズ   香月宮子:作   桃季さえ:絵

うーーーーむ(^^;この方、いつからこんなにショタ好きになったんだろう…(^^;ラピスに初めて書かれた頃はすごく好きだったんですが、だんだん「Hだけ」がテーマのような作品が増えて来てしまってて、残念です…。

研究所につとめる「セクハラされまくり」な可愛い青年と、そのらぶらぶなお相手(しかも同僚(^^;)とのお話なんですが、…まあ、気持ちは大人なんですが、「ある薬(今回は香水)を飲んで、子供になってしまう…」って…(^^;…どこかで、読んだなあ、このパターン(笑)しかも2作品ほど(爆)…いいかげんマンネリですね…(^^;

まあ、作風は基本的には変わってないんだろうけど……、もっと『なにか』があってほしいと思うのは、私のわがままなんでしょうか…(^^;

私的評価 ☆★
(辛口でごめんなさい。…前の作品好きだっただけに、残念でしょうがないんです〜(T_T))


1999年09月14日(火)   そりゃもう、愛でしょう 2

   オヴィスノベルズ   相良友絵:作  如月弘鷹:絵

結局、CDの方がノベルズよりも先に出てしまった(^^;このシリーズ。まだCDの方は聞いていませんが………まさに本末転倒な作品、と言わざるを得ないなと思います。これなら1巻目や、その他の作品の方がよっぽど完成度高いです。
後書きを見て正直びっくりしました。「CDでは、『話がちょっと変わってる』と書いていますが、一緒です。CDにあわせて、書き直しました」だそうです。じゃあ、この作品って、CDの脚本のコピーなわけ?(^^;相良先生のオリジナリティはそこにあるの?(^^;(^^;

ご自分が書きたいものを、CDにあわせて変更することはなかったと思うんですよね…。脚本家が別にいらっしゃる以上は、脚本は、その方からの視点になるわけで、たしかにCDの企画が立って、脚本家の方へ原稿が渡ってから、その後もいろいろと変更があったのだとは思います。でも、それはそれでしょうがないし無理にあわせる必要はなかったと思うのです。違うならそれはそれでよかったんじゃないかと…。だって、それが相良先生の言いたいことで、伝えたいことだったんじゃないのかな?

後書きを読んだのは、全部読み終えた後でしたが、長くなりすぎて、1冊におさまりきらなかったという話も納得できるような、中途半端な印象が強い作品でした。

私的評価 ☆
(このシリーズ、嫌いではなかっただけにすごく残念。こういうことが横行するのでは、CD化ということ自体に、問題を感じてしまいますね…(^^;)


1999年09月14日(火)   日曜日は空の下で

   花丸文庫    美樹静:作  葛城啓:絵

美樹先生の新人賞(だっけ?)受賞作品の文庫化です。一見なんにもとりえがなさそうに見えるけれど、実はバイクに乗らせるとすっごい天才ライダーな青年ともともと海外のバレエ団のプリンシパルで、日本に帰って来て現代舞踊のグループに入っている青年とのお話。

いやあ、最初と最後で、こんなにも印象が変わっている登場人物ってのも面白いです。とくに攻(天才ライダーくん)が、最初は理知的で、ぼーっとしているような印象を受けてたんですが、全然そんなことないんですよ、これが(笑)違和感なく、作品のなかで変化していっているのは、面白いなと思います。一見接点のなさそうな2人が惹かれあう過程に、おもわずワクワクしつつ読みました。

私的評価 ☆☆☆☆
(正直、思ったよりも良かったし、面白かったです。)


1999年09月14日(火)   いや。

   花丸文庫    宮本恭名:作  吹山りこ:絵

宮本先生の花丸進出第1弾。…私はコズミックインターナショナルで出ていたノベルズを読んだことがありますが、今回の作品の方が、完成度も高く、とっても読みやすかったなと思っています。バスケに情熱を燃やす受と、その姿に惚れてしまい、自分までバスケ部に入って、口説き倒す(笑)攻とのお話です。

タイトルが非常に印象的でしたね。それと、受けが可愛い!いや、突っ張ってるんですけど、それが可愛い。りこ先生のイラストがまたぴったりでもっともっと可愛く感じます。ようやく、ラブラブ、になってエンディングでしたので、ぜひ今度は続編を!楽しみにしています。

私的評価 ☆☆☆☆
(優しくて、それでいて強さを感じさせる作品。けっこう好きです、こういう話。)


1999年09月14日(火)   ワンダフル・ライフ

   花丸文庫    桜木知沙子:作  高永ひなこ:絵

毎度お馴染み、桜木先生の北海道なお話。ある下宿屋さんの受験生たちを描いた作品です。恋愛あり、進路への悩みあり、で、あんまり色っぽい作品ではないのですが、でも私はこういうのが大好きなんです(笑)

受験のころって、一番微妙なんだよなあと、我が身を振り返っても思います。読んでいて、登場人物と一緒に悔しさに歯噛みをし、思い悩んでしまいました(笑)悔いのない選択が出来ていたのか…、未だに私は良く判らないけれど、この作品の思い悩む受験生たちは、なんとか自分の進むべき道を見つめることができて、よかったなあと思います。…しかし私は、なぜにこーいう視点でBoy's Loveを読んでしまうんだろうなあ(^^;(^^;(^^;

私的評価 ☆☆☆☆★
(真摯な作品、が一番好きなのだと思います。…我ながらワガママなものをお見せしてしまってゴメンなさい(T_T))


1999年09月14日(火)   契約の王様ゲーム

   花丸文庫    水島忍:作  桃八号:絵

水島先生の新作。友達を庇うために、1週間、相手の言うことを聞くハメになってしまった可愛い男の子と、そのゲームの王様の座をゲットした幼馴染みとのお話です。…でも、家に「マイハブラシ」だの「マイパジャマ」だの持ち込んでるぐらい仲いいんなら、もうちょっと甘い雰囲気かもし出してくれ…(笑)

まあ、「体に心が引き摺られる」というおきまりのパターンからはちょっと外れてましたね。…でも「告白」より「H」が先なんですけどね…(^^;Aなんでかなあ?「潜在的に受は攻が好き」なのかもしれないけど、でも、やっぱり心と体はある程度直結してると思っているので…そういう意味ではちょっと寂しいです。

私的評価 ☆☆★
(水島先生の作品のパターンなんだろうけど………勿体ないよなあ〜)


1999年09月14日(火)   恋人はピカレスク

   花丸文庫    真船るのあ:作  蓮川愛:絵

真船先生の新シリーズ。レトルト食品等をつくっている食品会社に勤める美形で辛辣、真船先生らしい受、と、研究畑に棲息し(笑)クサイくどき文句を垂れ流す(笑)ちょっとかっこよくてちょっとなさけない(笑)これも真船先生らしい攻とのお話です。…将来的には、花丸ノベルズの「ごはんを食べよう」シリーズとリンクしてくるらしいので、楽しみ倍増♪

ピカレスク、つまり悪役。今回の目玉(?)は受が悪役なことです。今までは「小悪魔」程度でしたが、「…悪魔?」(笑)って思っちゃいました〜。でも、ちゃんとそれには理由もあって、どうしようもなく切羽詰まってて、そのこんがらがった糸をゆっくりやさしく解きほぐしてくれたのが、攻なのですねぇ〜。いやあ、毎度毎度、なんでこうツボなお話を作られるんでしょう。テンポがよくて、どんどん読みすすめてしまいます。ぜひぜひすぐに!(笑)続編が読みたいと願う1冊でした。

私的評価 ☆☆☆☆☆
(おお、久々の5つ星。お薦めです!とくに「ごはん」シリーズが好きな人には絶対お薦め!)


1999年09月11日(土)   王子サマの料理番

   アイスノベルズ    神奈木智:作  日輪早夜:絵

イラストだけ見ると、一瞬「ショタ?」と思ってしまいましたが、大丈夫!(笑)高校生と、その高校に勤める専属コックのお話、です。超ウルトラ御曹子な学園に通う御曹子な男の子と、その男の子に好かれてしまうその学園の学生食堂専属コックの美人さんがくりひろげる、ちょっとドタバタ(笑)なお話です。

どたばた喜劇なのに、ちょっと切ない感じがするのは神奈木先生ならではだなと思います。繊細な部分もあり、大笑いな部分もあり、とっても楽しめました(^^)これは、ぜひまた続きを読んでみたいです。

私的評価 ☆☆☆★
(のんびりと大笑い、できる作品。秋の夜長にどうぞ♪)


1999年09月11日(土)   まるでワガママな運命

   アイスノベルズ    小坂碧水:作  島崎刻也:絵

えーと、一言で言うならば、「近親相姦モノ」?(爆)…いや、ネタバレになってしまいますが、ほんとは兄弟ではないんです。でも、ラストぎりぎりまでその事実は伏せられているので、気分はすっかり兄弟でラブラブ、ですね(^^;

苦悩する兄とちょっとのーてんきな部分のある弟とがインパクトありますねえ。…でも、正直言ってうそクサイ(^^;…とくに「弟と近所の子とが取り違え」なんて、いくらなんでも、ねえ?いくら似てようが、わが子を見分けられない親なんかいないです(^^;近親で似てるならともかく、赤の他人なんだから…(^^;(^^;
子を持つ親として「いくらなんでも嘘だよこれは(^^;」と突っ込んでしまいました。

私的評価 ☆☆
(うーん、せめて「生まれた時に取り違え」だったらまだ判ったんだけどね(^^;…不条理のある作品はダメなんです(T_T))


1999年09月11日(土)   スリップストリーム

   アイスノベルズ   篁釉以子:作   史堂櫂:絵

先月発売された「風を斬る!」の続編になります。2輪のレーサーたちのお話。大怪我をして、立ち直った兄と、兄を自分の手許にしばりつけておきたい弟(しかし血のつながりはない(^^;)とのお話。「風を斬る!」を一緒に読まないと、多分混乱します(^^;

「いくら恋人同士、でも一心同体ではいられない」というのが影のテーマかな?夢見がち、ではないあたり、好感が持てます。いつもは、もっともっと胸に突き刺さるような、つらい、重いテーマがあるので、今回は比較的「楽に」読めた方かもしれないですね。

私的評価 ☆☆☆
(ただ、元気があるときでないと、辛いかもしれないです〜(^^;(^^;ま、これは篁先生のいつものパターンですが)


1999年09月10日(金)   LOVE MODE 6

  BE-BOY MAGAZENE COMICS    志水ゆき:絵

BE-BOYでの人気作品の第6弾。この秋にはドラマCD化も予定されています。ある有名ホストクラブを舞台に描かれる、いつかのカップルのお話。今回は、影の主役(大笑)蒼江とそのお相手直也の「本懐をとげる」(←こう言ったらある方に大爆笑されてしまいましたが(^^;)お話と、その次に掲載された、ちょっと悲恋のお話の合計2作品と、書き下ろしには葵一センセの「ジャングル風呂」が(笑)入っています………って、ネットでビブロスのHPと、今までの本読んでない人にはわからない説明でゴメンなさい(^^;

いやあ、つい最近にはまったんですよね、このシリーズ。他人の影響をとっても受けやすいもので(笑)ちょうど2巻.3巻あたりが品切れで(T_T)悔しい思いをしておりました。今はどの巻も、増刷できているようで、書店でもよく見かけますのでぜひぜひ読んでみて下さい(^^)

私的評価 ☆☆☆☆☆
(いやあ、やっぱりいいわあ、蒼江さんたら(大笑)素敵です〜♪)


1999年09月10日(金)   ハイパー・ジャパニーズ!

    ラキアノベルズ  京橋なるみ:作  天禅桃子:絵

題材としては、多分珍しいのでは、と思いますが、将棋の世界のお話です。将棋といえば、少女マンガで、異様にインパクトの強い作品があるもので(^^;(少年☆周波数です)どれも2番せんじみたいに見えてしまって(^^;いかんなあと思いつつ読んでいました。

「そんな簡単なものじゃないぞ」という感想はさておいて(笑)テンポが良くて、面白い作品だったと思います。それこそファンタジー、ですけどね。現実にはあまり知ることのできない世界ですし…(^^;とりあえず一般人には(笑)でも、さほど「うそクサイ」ものもなく、読めたので良かったなと思います。

私的評価 ☆☆☆★
(ぜひ、受が天才棋士として、有名になってからの話も読みたいですね)


1999年09月10日(金)   愛の向こう側

    ラキアノベルズ  若月京子:作  汞りょう:絵

ラキアでは初めて、かな?若月先生の書き下ろしノベルズです。…若月先生の作品、久しぶりかなあ…読むのって…。おぼっちゃま(^^;でちょっと傲慢なところのある、社長の息子(現社長だったかな)と、その甥にあたる男の子を育てている、心優しい大学生とのお話です。

うーん、久しぶりに、昔の若月先生をみたような…(^^;そんな感じの作品でした。やさしくて、時々強引だけど、最後にホッと一息つけるような…そんな作品になっていました。ここのところ、どうもハイテンション&強引なお話が多くて、少々辛かったのですけど、この作品はお薦めです♪

私的評価 ☆☆☆☆
(とりあえず…こういう作品、沢山作ってほしいなあ(^^;と切に願っています)


1999年09月10日(金)   こわれもの

    ショコラノベルズ  杜楓子:作  広崎しの:絵

小説ショコラにて掲載された作品で、家庭不和と学校での勉強に悩み、救いを求めて男性専用テレクラに電話した高校生と、テレクラでゲットされてしまった(笑)教師とのお話です。続編…というよりは、掲載作品に登場していたキャラのその後がわかる書き下ろしがはいっています。

とにかく、受の精神がほんとにギリギリで、切なくて、可哀相で泣けてきました。結果的には、十分ハッピーエンドだけど、読んでてすごくすごく辛かったです。幸せな気分の時でないと、ちょっと落ち込んでしまいそう(^^;でも、できたら幸せになって欲しいなと、すっごく感情移入をしてしまいました(^^;)

私的評価 ☆☆☆☆
(私は、とにかく心理描写に重点をおくタイプのようです。…そして落ち込んだり泣いたり……忙しいやつだ(^^;<私)


1999年09月10日(金)   おとなのぬいぐるみ

    ショコラノベルズ  鈴木あみ:作  極楽院櫻子:絵

小説ショコラにて掲載された、「ポルノ小説を書いたら、それで脅され、なおかつ賞をもらってデビューしてしまった」受と、それをたてにいいように受をあやつってしまう(笑)めちゃめちゃタラシな攻とのお話。雑誌掲載分だけでなく、書き下ろしもついていて、書き下ろしはナースのコスプレ話になっています(^^;

いやあ、いつもながら鈴木あみ先生の作品はめちゃめちゃHですね(^^;…これも例にもれず、かなりなモノになってます。書き下ろしも強引っちゃあ強引なもっていきかたで、コスプレしてるし(笑)「甲斐性なしな攻め」書かせたら右に出る方はそうそういないでしょう(笑)…あんまりHすぎたり、いぢめられて反論できないような弱々しい受けだったりすると、好みから外れるんですが(^^;この攻の性格の悪さ(笑)はいつもすごいなと思っています。

私的評価 ☆☆☆
(うーん、けっこう好みだったから、おっけー…かな?(笑)雑誌掲載時にも、楽しんだ覚えがありますし。今後この2人がどうなるのか、けっこう楽しみです)


1999年09月10日(金)   花鳥風月の宿

    ショコラノベルズ  夜月桔梗:作  直野儚羅:絵

以前にラピス文庫で出ていた「お泊まりはこちら!」の続編になります。あるこじんまりとした温泉街のホテルと旅館の子供たちのお話。前の「お泊まりはこちら!」が受け側の視点だったので、この「花鳥風月の宿」は基本的に攻め側からの視点になっています。あわせて読むとより面白いかもですね。「このときにこの2人はこんなことを思ってたのか…(^^;」って(笑)

まあ、花丸の「恋しくて」シリーズとかに比べるとちょっと軽い印象はありますが、それでもショコラに移動して書かれた分、重厚にはなってるかなと。ラピスの分は、正直「らしくない」印象が大きかったので(^^;…ラピスには勿体なかったんじゃないかなあ、作風的に。でも、とりあえず、あわせて読んだ方が、わかりやすいので、ぜひ一緒にどうぞ<前作
#そう言って、こないだ1人このシリーズを買わせた私…決してまわし者ではございません(笑)

私的評価 ☆☆☆
(それでも、夜月先生の作品の中では、ちょっと低い評価かも…(^^;ゴメンなさい)


1999年09月6日(月)   JANE 8

   BE-BOY ZERO COMICS   橘水樹&櫻林子:絵

雑誌ZEROにて掲載された、人気作品「JANE」の番外編短編集、です。キャプテンの怪我により、副長がいろんな回想をしながら、葛藤をくりひろげる「覚悟」(これの雑誌掲載時は、とんでもないところで前編終了で、パニックしました…(^^;)と、同人で出されたドラマCDに収録されたドラマのコミック化などが収録されています。

ほとんど、知ってる作品ではありますが、やっぱりいいですねえ〜。知ったのがつい最近ですから、かなり後発のファンなんですけど、迷わず買ってしまったあたり、安直ですね(^^;<私 これから、もっとずっと続いてほしいなと思います。

私的評価 ☆☆☆☆★
(どきどきしながら、でも楽しく読みました(^^)…早くドラマCDゲットしないとだわ…(昔の分のドラマCDです))


1999年09月6日(月)   天使降臨 〜てんしがまちにやってきた〜

   BE-BOY ZERO COMICS   寿遊星:絵

雑誌ZEROにて掲載されていた、らぶり〜な天使と、その天使にほだされて(笑)しまった魔王とのお話です。…ジャンルでいうと、ひょっとするとショタなのかもですが、直接のヤバイシーンもないし(笑)天使のカボチャパンツがめちゃめちゃらぶりーで可愛い(笑)ので、それだけでもういいや(笑)って思っちゃいます♪

…ショタ嫌いが珍しい…(笑)でも、いいの可愛いものは可愛いから…(自爆)
あまりののほほんさ加減に思わず笑ってしまいますが(笑)和めていいかもですよ?迷っておられるのでしたら、ぜひ1度お試しください(^^)私はこの作品、けっこうお気に入りなのです〜

私的評価 ☆☆☆★
(可愛い作品。…ぬいぐるみとかあったら抱き潰しそうだ(^^;(^^;)


1999年09月3日(金)   名もなき夜のために 〜魅惑のトラブルメーカー〜

   X文庫ホワイトハート  牧口杏:作  日下孝秋:絵

最初は買うつもりなかったんですが、8月のインテックスで、この方たちの同人誌を偶然購入したもので、なんとなく手にとってみました。…だから完全に初めて、の小説家さんです。…基本的にホワイトハートは読まないしな(^^;

うーん、なんだか感想は「盛り沢山」が一番近いかなあ?…いや、けっこう好きなたぐいのお話だったのですが、いろいろといっぱいできごとがあるので、どうしてもすっと読み下せなかったらしいです(^^;……人物相関もよくわからないところがあったしね…(^^;(^^;

なにより同時期に、同じイラストさんで、バンド物の小説をもう1つ読んでるので(コバルト本誌に掲載されてる真堂樹さんのバンドものです(^^;)ちょっと混乱(笑)…いかんなあ、最近脳の容量が低下してるわ(^^;

私的評価 ☆☆★
(うーむ、こんなもんでしょうか?)


1999年09月1日(水)   恋をするのはおうちの事情

  エクリプスロマンス  西条公威:作   有藤せな:絵
(買ってたのですが、レビューに書き忘れていました(^^; 実際発売日は8/25ごろ)

なんとなく、ビブロス等で書かれていた作品のイメージから「ハードなモノを書かれる方」と思っていたので、正直この作品は西条先生にしては甘々だなあ〜と思ってしまいました。もちろん、とことん不幸な受くんは可哀相だし、十分ハードといえばハードなんですけど、でも、こんなにラブラブだとは…(大笑)
一応、GUSTかなにかに掲載されてたのですが、読み流してたんですよね…(^^;

作品の雰囲気を変えられたのかな?最後に、やっとやっと幸せをつかめた受くんが可愛くて、すっごく「ホッとした」というのが、読了後の印象でした。イメージだけで、決めちゃダメだったなあと、つくづく思いました(^^;(^^;幸せになってね♪<ほのぼのカップルたち

私的評価 ☆☆☆☆
(正直なところ、「おそるおそる購入した」ので(笑)これほどツボとは思いませんでした(^^;雑誌のときに、しっかり読んでおけばよかった…(^^;)


1999年09月1日(水)   二人のポジション

  エクリプスロマンス  火崎 勇:作  御園ざぼん:絵
(買ってたのですが、レビューに書き忘れていました(^^; 実際発売日は8/25ごろです)

小説エクリプスに掲載された、会社の先輩&後輩のお話。「年上だから優位にたたないといけない」と悩む先輩とその先輩をたてるため「可愛い後輩」に徹していた後輩がどちらも一生懸命です(笑)

火崎先生は、時々容赦がなくて、つらいんですが(^^;これはわりと穏やかでした。脇で2人のためにいろいろと尽力してくれる美容師なお友達が私の好み(笑)また出て来て欲しいです。

私的評価 ☆☆☆
(うん、こんな感じかな?…めちゃめちゃはまる…わけではないけど、お薦め)


1999年09月1日(水)   私立荒磯高等学校生徒会執行部

     キャラコミックス  峰倉かずや:絵
(買ってたのですが、レビューに書き忘れていました(^^; 実際発売日は8/25です)

キャラセレクションに掲載された、とんでもなくトラブルメーカー…なはずの(笑)生徒会執行部3人組(?)のお話です。トラブルメーカーで、天上天下唯我独尊にしか見えないのに、これが上手く物事を処理できてるんですよねえ…。不思議だ(笑)

とっても勢いがあって、楽しくて大笑いできる作品です。さすが峰倉さんだ〜。動きのある絵がすごくいいです。思わず脱力しちゃう(笑)ギャグもさすが(笑)最初はほんとに自分の作品のパロディみたいなものだったらしいですが、独立して別キャラみたいになってしまったらしいです。…でもぜひぜひ続きが早く読みたい!楽しみにしています

私的評価 ☆☆☆☆★
(大笑いさせてくれる、ナイスコンビに大拍手♪…ちょっと雰囲気があって、そのあたりもとっても好きよ(笑))


1999年09月1日(水)   スーツを脱ごう!キスをかわそう!!

   リーフノベルズ  水上ルイ:作  羽柴紀子:絵

2年ほどまえに発売された「スーツを脱ごう!恋に落ちよう!」の続編です。セクハラをされて、転職して来た可愛い&どーしても男を誘ってるようにしか見えない(笑)受と、学校の後輩で、かつ転職先の同僚になった攻とのラブラブなお話。会社の騒動に巻き込まれたり、今の会社でもセクハラオヤジに悩まされたりしつつやっと心置きなく(笑)らぶらぶになってホッとしてるだろうなあ(笑)

ジュエリーデザイナーシリーズにくらべると、軽いというか明るいですが…(まあジュエリーデザイナーシリーズも暗いわけではないですが)楽しく読めるのではないかと思います。次はジュエリーデザイナーシリーズかなあ〜。楽しみ♪

私的評価 ☆☆☆★
(水上先生の作品は、Hだけど、「うんなるほど」って思えるところがあるから好きです(^^))


1999年09月1日(水)   踊る大研究室☆(←ハート)

   リーフノベルズ  雅桃子:作  東夷南天:絵

「研究室」シリーズ、第2弾。相変わらずのエロエロぶり(^^;(^^;…ここまでくると、ほんとうにもう「なんでもあり」ですよね(^^;(^^;あはははは(^^;(^^;
そんなに運よくわけのわからない秘薬ができるわけないやん…(^^;A…って……あまりに現実主義者だなとは思いますが、やっぱり「不条理」は納得できない。もう少しでいいので、現実味のあるお話を書いてほしいなと(^^;(^^;…それか、完全にSFか、ファンタジーにしてください…(T_T)

私的評価 ☆
(これにくらべたら、まだ「初恋物語」シリーズの方が、現実味があるぶん、読みやすいし、納得もできます…(^^;A)


1999年09月1日(水)   ご奉仕します!

   シャレード文庫  葵ゆきの:作  ポリアンナ弥七:絵

従兄と同居し、日々いたぶられて(笑)いる大学生と、いたぶることが愛情表現(ちょっとゆがんでる?)な従兄の大学助教授とのお話。…こう書くとそれだけになっちゃいますが、それぞれの家庭の事情など、いろいろからんでくるので、けっこう面白い作品でした。

「血への執着」ってのは、あるかもしれませんよねえ。なんだか刷り込みのように、次の世代へと渡っていく(笑)…ようは親の育て方次第でしょうけども(^^;
幸せならそれでいいかもしれないけど、でも重いものだろうなあ、他人の執着って(笑)…いや、そんなにシリアスな話ではないのですけど、なんだかいろいろと思ってしまいました(笑)

私的評価 ☆☆★
(こんなものかな?最初SMモノかと思って引いていたので、それから考えたら思ったよりも私の好みに近かったです)


1999年09月1日(水)   エンジェル・キッス

   シャレード文庫  藤原万璃子:作  鳳麗華:絵

シャルル&ハルキシリーズの最新作です。ハルキの甥が出て来たり、ハルキが実家に里帰りしたりと、もりだくさんな内容で、このシリーズのファンにとってはとっても楽しく読めるものだと思います。…この巻から買っちゃうとダメだと思うけど(^^;人物相関がよくわからなくなるから(笑)

とにかくシャルルには反論もなにもできない(笑)ハルキが可愛いですねえ〜(笑)ちょっとは成長して困らせてやったらいいのに(笑)くすくす

私的評価 ☆☆☆
(好きなシリーズですので…ま、こんなものかなと。)